出版社内容情報
政・官の抵抗勢力を向こうに回し、電力会社分割を成し遂げるなど戦後日本の屋台骨をつくった松永安左エ門。昭和の激動期を勝ちぬいた九十余年の痛快人生を描く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
月をみるもの
8
最初は電力中央研究所の創設者としてしか認識してなかったが、いまの9電力会社体制をつくったのも松永だというのを知って読み始めた。人生の後半戦も頑張らんといかんな、、、という勇気が湧いてくる。2024/05/23
Kimi
2
松永安左ヱ門の苦労や功績はわかるが、小説としてはいまいち。特に福博電気の設立から東邦電力までの発達が一切記載されていない。そこを求めてたのに。2020/09/02
ダンゴ☆ルッチ
2
企業とか社会の仕組みみたいなのが良くわかります。名誉や肩書きにこだわるのはこの頃から普通にあったんですね。2019/01/27
taratara02ex
0
すべての人に、低廉で良質な電気を供給するパブリックサービスの精神。 現在の一般電気事業者が掲げているこの経営方針は、松永安佐エ門から受け継がれているもののようだ。 パブリックサービスを実現するために、民間の競争にこだわった松永の一生が、おもしろおかしく書いてある本だった。 人生訓とも言える名文も多く出てくる。 「自分の商品をとことん勉強する必要がある」 「一時的なつらさか生涯の苦しみか。そこまで考えれば結論は明らかだ」 「疑われて相手を恨む前に、まず自分を責めねばならない」2016/12/13
Tsuneyuki Hirayasu
0
モチベーション上がる本の一つ、この時期になると読み返したくなる2016/04/02