出版社内容情報
しつもん財団やスポーツリレーションシップ協会の理事を務める傍ら、子どもたちのスポーツ支援や日本オリンピック強化スタッフ、離島(隠岐郡海士町)のサーキュラーエコノミーなどにも携わる藤代圭一さんが贈る「自分への『質問』で見つける、自分らしい食の喜び、本当の豊かさと向き合う喜び」
本書は、テーマを「食」に据え、質問を通じて、自分を知り、自分らしく生きたいと願う方に向けて書いています。
ぼくは料理研究家ではないので「これを食べよう!」だとか、「オススメのレシピ」を掲載することは叶いませんが、暮らしのなかにある食を通して自分自身と向き合うこと、食を通じて豊かさに目を向けること、そして日常の食の選択が世界をつくっていくことについて想いを寄せました。
自分の身体に耳を澄まし、どんな食事が自分を喜ばせ、満たしてくれるのかを知ること。
料理をつくるたのしみを味わい、大地とつながり、食材に込められた自然の恵みに感謝すること。
大切な人とともに食卓を囲み、心が通い合う時間を過ごすこと。
そうした食の体験は、本当の豊かさとはなにか、を教えてくれます。
本書の前半では、日常の何気ない出来事を通じて、食にまつわるエピソードを綴りました。ぜひ、文末の53の質問にも答えてみてください。そうすることで、食を通じた「自分
らしい豊かさとはなにか?」という問いへの答えが、自然と立ち上がってくるはずです。
お気に入りのノートや本書の余白に、質問の答えを書きとどめてみてください。想いを言葉にすることで、新たな気づきが生まれるはずです。
そして、その言葉を大切なだれかと分かち合ってみてください。食の体験や想いを語り合うことは、お互いをより深く理解し、絆を深める機会となります。
食の選択は、自分の人生をどう生きるかという選択でもあります。さらに、ぼくたち一人ひとりの日々の食の選択が、社会全体を変えていく力をもっているということも、忘れないでいたいと思います。
便利さや効率性を追求するあまり、大切なものを見失っていないか。
いつでも、どこでも同じものが手に入る世界が、本当に豊かな世界だと言えるのか。
そんな問いを日々、ぼくも食を通じて自分自身に投げかけています。
本書が、読者のみなさんにとっての「幸せ」や「豊かさ」の輪郭を感じてもらえるような機会になったら最高にうれしく思います。
内容説明
質問で見つける、自分らしい食の喜び。
著者等紹介
藤代圭一[フジシロケイイチ]
問いかけることで自分を知り、幸福度を高めるアプローチが人気。島根県の離島・海士町と沖縄の二拠点で暮らしながら、全国各地で「自分らしく生きる」講演・セミナー活動をおこなう。また、教えるのではなく問いかけることでやる気を引き出し、考える力を育む『しつもんメンタルトレーニング』を考案。アムステルダムやシアトル、シンガポールなど世界各地の子どもたちにも実施。全国優勝チーム、日本代表チームなどさまざまなジャンルのメンタルコーチをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T