出版社内容情報
説明
子ども一人ひとりが先々の見通しをもち、リフレクションを繰り返しながら自己の考えや行動を調整し、自分の力で学んでいける力を身につけるにはどうすればよいか、そのために教師は、どのようにして学級(学ぶ環境)と授業(学ぶ機会)をつくっていけばよいのかを、多角的な視点から明らかにします!
本書の概要
世の中には、名人級だと評される優れたパフォーマンスを発揮できる先生方がいます。そのような先生方は、授業開始5分で子どもの興味・関心を高め、意欲的に活動に取り組めるお膳立てを行い、授業を徹頭徹尾コントロールできる指導力をもっています。
それ自体は、すばらしいことです。しかし、そうした指導力が発揮されるほどに子どもたちが受け身になり、自分発の「学ぶ力」を発揮する機会をもてなくなるのだとすれば本末転倒です。
これからの時代に求められる教師の指導力とは、子ども自らが高いパフォーマンスを発揮できる「学ぶ環境」と「学ぶ機会」をつくり出すことです。その土台づくりのために欠かせないのが、子どもと教師双方の「学ぶ力(粘り強く学びつづける力)」なのです。
そこで本書では、子どもたちの「学習の個性化」、教師の「指導の個別化」を保障する「学ぶ力」の鍛え方を明らかにします。
内容説明
「あれもこれもがんばる」ではなく、「がんばりどころ」を焦点化する!
目次
第1章 成長できる学級(教師の力のかけどころ;トラブルが起きにくい学級文化;どうやって先入観を払拭するか ほか)
第2章 子どもの「学ぶ力」を鍛える(毎朝3分「ゼロ秒思考」;主体性を高める班長会議;係活動会社制 ほか)
第3章 教師としての「学ぶ力」を鍛える(自分自身の成長をどう促すか;「学び方」を学ぶ;「考え方」を学ぶマインドセット ほか)
著者等紹介
相馬亨[ソウマトオル]
東京都港区白金小学校主任教諭。1981年東京都江戸川区生まれ。創価大学卒。同年より東京都公立小学校にて勤務。江東区、足立区を経て現職。足立区では生活科・総合部の常任委員長を務める。子ども主体の授業づくりのためにファシリテーション、コーチングについて研究中。子どもの力を伸ばせる方法があるならば、なんでも取り入れる。方法にこだわらないのがこだわり。2021年基礎コーチング修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かるー
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松村 英治
かるー
縁