出版社内容情報
世の中には、〝一見正しそうだけど、実際は間違っているセオリー〟というものが出回っています。
「役牌を絞れ」「迷彩を作って三色を狙え」これらの〝常識〟が、麻雀打ちを間違った方向へ導いてきました。
昔から「一般的にはこう言われてるけど、違うよな。こっちの方が良いな」と思うことがたくさんあります。たとえば、「一発でドラは切れない」。実はそんなことはありません。本書では、むしろ「ドラは一発で切れ」という話をしています。
私は、何十年も前から〝常識〟を疑い、その間違いにいち早く気付いて、〝常識〟を鵜呑みにしなかったために、今まで勝ってこれたのではないかと思っています。
そんな〝小林の視点〟をまとめた本です。
(はじめにより)
片アガリはロンで解消
役が確定してなくても鳴け
フリテンはテンパイまで気にするな
一発・裏ドラに期待しろ
ドラは一発で打て
(他全27テーマ+コラム)
内容説明
信じる者から負けていく。それが麻雀界のセオリー。安手だから親リーにオリる。片アガリになる仕掛けはしない。逆転条件をきっちり作る。トイツのドラは使い切る。
目次
片アガリ 片アガリはロンで解消
片アガリ2 役が確定してなくても鳴け
ドラ ドラよりもアガリを大切にする
ドラトイツ アガリトップならドラのトイツ落としもあり
ドラ2 3翻を基準にし、いらないドラは切る
役満 アガりにくい役満より、アガりやすい跳満
待ち アガれそうな待ちを作る
最終形 手の進め方に基本なんてない
愚形テンパイ 愚形テンパイ=好形イーシャンテンと思え
押し引き テンパイなら親リーにも押せ
カン カン材は即カンか1枚切る
ドラ単騎 ドラ単騎はメンツ手でもする
フリテン フリテンはテンパイまで気にするな
シャンテン戻し イーシャンテン戻しを使いこなす
くいっつー くいっつーを使いこなせ
翻数による待ち できやすい一翻役を組み合わせる
平均翻数 手牌の平均翻数を考えて打つ
国士無双 早い国士は無視
形式テンパイ ノーテンリスクを取ってでもアガリを見る
親番 親番はいいことばかりじゃない〔ほか〕
著者等紹介
小林剛[コバヤシゴウ]
1976年生まれ。東京都八王子市出身。麻将連合に所属、MリーグではU‐NEXT Piratesに所属。プロ入りしてすぐ20代の頃から当時の麻雀界のツキや流れを根拠とする麻雀論に異を唱え、鈴木たろう・村上淳らとオカルトバスターズを結成、オカルトを否定し斬新で論理的な麻雀論を展開し周囲を驚かす。その後、第3・7・9・19期将王などタイトル多数獲得。現在も打ち手として活躍するだけでなくYouTubeで麻雀の正しい用語やマナー向上に努めるなど麻雀の普及活動にも積極的(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。