実は科学的!?江戸時代の生活百景

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実は科学的!?江戸時代の生活百景

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  • サイズ A5判/ページ数 223p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784490209914
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C1021

出版社内容情報

現代と比べても意外と進んでいた江戸時代の生活風景を、多数の図版と解説で探る江戸時代の人たちの日常生活に入り込んでいた化学・物理・地学・生物・医学・天文学・建築・土木などの、いわゆる「理科的なもの」に焦点を当てて、現代と比べても意外と進んでいた彼らの生活風景を探っていく。

第1章 動物の暮らし

 犬には飼い主がいたの?/どうしてネズミが増えたの?/馬の歯から年齢がわかるの?/牛の蹄はどんな形?/

 どうして狼は絶滅したの?/猪って利口だったの?/熊から身を守る方法は?/ニワトリを飼っていた理由は?/

 雉ってどんな鳥だったの?/鷹匠は鷹をどうやって捕まえたの?/金魚はどうやって鑑賞したの?/鯉って高級魚だったの?

 どうして鰹節は堅いの?/鮪料理は人気がなかったの?/魚肥ってどんな肥料?/蜂蜜の産地はどこ?/

 蜻蛉はどうやって捕まえたの?/蚊の季節はどうしていたの?/稲の害虫はどうやって退治していたの?/

 虫聴きってどんなイベント?



第2章 植物の姿

 米の脱穀はどうやっていたの?/大豆からつくられる食品って何?/薩摩芋料理ってどんなメニュー?/

 どんな大根があったの?/梅干しが人気だった秘密とは?/葛ってどんな食材?/砂糖は高級品じゃなかったの?/

 蜜柑はどうやって増やしたの?/釘なしで木材をつなげる方法は/畳の縁を踏んではいけないのはなぜ?/

 楠は防虫剤の木なの?/木綿を紺色に染める方法は?/漆が接着剤になったの?/どんな雨具があったの?/

 和紙はどうやってつくっていたの?/蒟蒻入りの紙があったの?/防水のために塗ったものは何?/

 蓬って何に使ったの?/薪と木炭はどう違うの/黒炭と白炭の違いは何?



第3章 大地の恵み

 地震予知ってあったの?/巨大な岩の切り出し方は?/巨石はどうやって運んだの?/蛇籠ってどんな籠?/

 堤はどうやってつくったの?/横臼ってどんな臼?/土の壁ってどんな住み心地?/漆喰ってどんな壁?/

 屋根瓦はいつから広まったの?/鉄製品の修理はどうしていたの?/メッキって日本語だったの?/

 錫ってどんな金属?/錆を防ぐ錆があったの?/どんな鋸が使われていたの/和鋏ってどんな鋏?/

 銀を吹くってどういうこと?/曇った鏡はどうやって磨いたの?/誰が眼鏡をかけていたの?/望遠鏡で見たものは何?

 どんな花火があったの?



第4章 人間の営み

 体のどこでモノを考えると思っていたの?/体内の仕組みはわかっていたの?/お医者さんはどんな診断をしたの?/

 怪我の治療はどうしていたの?/蕎麦は健康食と思われていたの?/お粥好きだった地域はどこ?/

 お肉を食べることもあったの?人のウンチが商品になったの?/足ツボの三里ってどこ?/脚絆ってどんなアイテム?

 下駄を履いていたのは誰?/どんな歯磨きグッズを使っていたの?/洗髪に灰汁が使われていたの?/

 煙草はヘルシーと思われていたの?/行灯に使った油は何油?/?燭はどうやってつくるの?/

 囲炉裏は暖房だけじゃなかったの?/炭団ってどんな燃料?/鞴の弁はどんな仕組み?/煤を固めて墨にする方法は?



第5章 天地のつながり

 江戸の飲料水ってどんな水?/竜みたいな水汲み機があったの?/持ち運べる水車があったの?/

 川舟を上流に戻す方法は?/川に杭を打つ船があったの?/橋の震り込みってどんなワザ?/虹で天気がわかったの?

 雷様がおヘソを取るわけは?/雪の結晶が人気だったの?/夏の日差し対策はどうしていたの?/

 気圧手品の種明かしは?/1年は何ヶ月あったの?/和時計ってどんな時計?/地球の形を知っていたの?/

 日食や月食は知られていたの?/二つの明星は同じ星と思っていたの?/彗星は不吉と思われていたの?/

 遠近法って知られていたの?町見術ってどんな術?/山の高さの測り方は?

西田 知己[ニシダ トモミ]
著・文・その他

内容説明

21世紀のデジタル全盛時代から200年以上前の超アナログ時代を眺めてみたら、理系力の高い庶民の姿がそこにあった!収録図版は290点あまり。見ているだけで楽しくなる。

目次

第1章 動物の暮らし(犬には飼い主がいたの?;どうしてネズミが増えたの? ほか)
第2章 植物のすがた(米の脱穀はどうやっていたの?;大豆からつくられる食品って何? ほか)
第3章 大地のめぐみ(地震予知ってあったの?;巨大な石の切り出し方は? ほか)
第4章 人間のいとなみ(体のどこでモノを考えると思っていたの?;体内の仕組みはわかっていたの? ほか)
第5章 天地のつながり(江戸の飲料水ってどんな水?;竜みたいな水汲み機があったの? ほか)

著者等紹介

西田知己[ニシダトモミ]
1962年、鹿児島県生まれ。1993年、上智大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得満期退学。江戸文化研究家。主要著書の他、『ドラえもん ふしぎのサイエンス歴史編大江戸科学博』(小学館、2015年)では監修を担当した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

69
現代のような先端技術こそなかったけれども、当時の水準から考えて、決して見劣りしない科学や文化があった。殿様の道楽かもしれないが、顕微鏡で雪の結晶を観察してスケッチを出版していたり(しかも幕府の老中でもあった!)。明治の文明開化に対応できるだけの地ならしがしっかりできていた、というべきだろう。むしろ機械文明に慣れすぎた現代人の方が、いざというときのサバイバルの力が弱そうだ。工夫の知恵を忘れないようにしたい。2020/02/02

moonlight

34
タイトルの通り、江戸時代の生活をなぜなに形式で紹介した本。当時の出版物の挿絵とともに動物、植物、天文、技術などの分野ごとに説明されている。時代小説をよく読む人ならさほど目新しくは無いかな。ただ、一般庶民の文化水準の高さは素晴らしいと思う。川普請、和時計、測量、天体観測など知識と技量を必要とすることが日常生活にきちんと組み込まれていることに改めて感心した。以前に読んだ磯田道史さんの著書で、寺子屋が日本人の文化水準を引き上げ継承してきたという話を思い出した。2025/06/02

HMax

34
左半分のページが絵で非常にわかりやすく楽しい作り。この絵が全て江戸時代に書かれた百科事典の類で、これまた面白い。本当に平和な時代で豊かな生活をしていたのがよくわかる。永代雑書万歴大成にある彗星の図、「俗信で彗星は戦乱を予告する不吉な星とあるが間違っている。世の中はずっと天下泰平なのに箒星は時々あれわれているからだ。」。特に印象的なのは、浮世絵風の背景で着物にちょんまげの人が三角測量の説明をしている解説(塵劫記)、不思議な感じがします。思ったよりも内容が濃く楽しめました。2019/11/16

とこ

14
犬に飼い主はいたの?など、江戸時代の生活の素朴な疑問に答えるもの。巨大な石を運ぶ技術など、電気がない時代でも正確な物理の知識で行われていました。日食、月食についても詳しく、想像以上に博学だったことに驚きです。各ページに当時の挿し絵があり、わかりやすかったです。2021/01/28

あや

6
現在の科学の視点から江戸の図版を解説。すべての漢字にルビがあるなど低年齢向けも意識しているので江戸文化としても科学としても重厚な解説ではないが、巨大な石の運搬や髪を洗う灰汁など他の江戸文化史のまとめ本にはなかなか詳しく載っていない、そして今更理屈まで聞きにくい生活の仕組みが色々と掲載されている。世界の地理や天体について思ったより江戸人の理解が高かったことが驚き。2020/08/15

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