内容説明
参勤交代や下命を受けた武士、行商などの商人、そしてレジャーと化した巡礼修行の老若男女と、東海道は江戸時代にもっとも往来の激しい街道であった。そんな街道の様子・旅人の風俗などを挿絵から興味深く解説。巻末に「近世の旅について」の解説と、当時旅人のために刊行された『旅行用心集』『東海道人物志』を付し、往時の旅の様子を活写。
目次
日本橋―東京都中央区日本橋一丁目・室町一丁目
愛宕社・築地御堂・佃島住吉・新橋・京橋―東京都港区・中央区
芝の書肆―東京都港区芝大門
芝海―東京都港区芝浦
三田八幡宮―東京都港区三田七丁目
高輪茶店―東京都港区高輪
御殿山・天王社―東京都品川区北品川
浅草海苔―東京都大田区大森〔ほか〕