創元SF文庫<br> 盤上の夜

個数:
電子版価格
¥880
  • 電子版あり

創元SF文庫
盤上の夜

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月28日 22時14分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 333p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488747015
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

第33回日本SF大賞受賞作。第1回創元SF短編賞で山田正紀賞を贈られた表題作にはじまる全6編。囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋……対局の果てに、人知を超えたものが現出する。2010年代を牽引する新しい波。解説=冲方丁

内容説明

彼女は四肢を失い、囲碁盤を感覚器とするようになった―。若き女流棋士の栄光をつづった表題作をはじめ、同じジャーナリストを語り手にして紡がれる、盤上遊戯、卓上遊戯をめぐる6つの奇蹟。囲碁、チェッカー、麻雀、古代チェス、将棋…対局の果てに人知を超えたものが現出する。デビュー作品集ながら直木賞候補となり、日本SF大賞を受賞した、2010年代を牽引する新しい波。

著者等紹介

宮内悠介[ミヤウチユウスケ]
1979年東京生れ。早稲田大学第一文学部卒。第1回創元SF短編賞に投じた「盤上の夜」で山田正紀賞(選考委員特別賞)を受賞。『盤上の夜』で第147回直木賞候補、第33回日本SF大賞受賞。『ヨハネスブルグの天使たち』で第149回直木賞候補、第34回日本SF大賞特別賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 4件/全4件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tetchy

290
四肢をもがれて不具となった女性、強くなりすぎた故に滅びゆくゲームの行く末が見えてしまった男、治癒に身を捧げる「都市のシャーマン」、統合失調症になったがために才能が開花した男。物事を探求し、見えざるものを見えるまで追い求めていく人々の純粋さはなんと痛々しいことか。本書はそんな不遇な天才たちの物語。人々の精神の高みはやがて宇宙以上の広大な広がりに達する。また四角い盤上や卓上は常に対戦者には未知なる宇宙で限られた人々たちが到達する空間だ。そんな異能の天才たちが辿り着いた宇宙の果てを見せてくれるSF短編集。傑作。2017/02/03

hnzwd

146
凄い本だ。異なるゲームを扱った6編の物語は一話完結。一話ごとに扱うテーマも異なる上、その幅も広い。作者の多才さを感じます。しかも、、最後まで物語を読むと現れる大テーマが、、物凄いところまで連れてこられた気持ちにさせてくれるという。。一話目を書いた時点でここに着地するつもりだった事を疑わせないクオリティの高い作品群でした。2015/03/24

ハタ

137
盤上・卓上遊戯を主題にした人間の意志の力を描く物語を6作品収録。どの作品も色濃く一筋縄ではいかない為、此処では表題作「盤上の夜」に関しての感想を。主人公は四肢を失った少女「灰原由宇」 賭碁が暗躍する世界で彼女は身体を売られる最中に視覚情報のみで碁を体得する。研鑽を重ね囲碁盤が肉体感覚の一部となった彼女が目指すのは「抽象で世界を塗り替える事」 言語を学習する事により語彙を研ぎ澄まし肉体となる碁盤に産み落とす魔境を彷徨う少女の決意は、薄氷を裸足で歩く様な刹那さを孕んでいる。そしてその描写が格段に素晴らしい。2016/03/13

遥かなる想い

119
盤上遊戯を軸に 6つの奇蹟を綴った短編集である。日本SF大賞受賞作らしいが、対局の 果てにある世界が見えるようで、心ざわめく。 表題作の若き天才女流棋士 由宇の存在感が ダントツで心に残る…異能の天才たちは 勝負の先に何を見たのか?卓上遊戯を 巡る人間たちの人生譚だった。2022/05/07

KAZOO

103
これはSFなのかなあという印象が一番に来ました。最近のSFというのは変わってきているのでしょう。いま小川哲さんの「ゲームの王国」を読んでいますがそれもSFなのかなあという気もしています。内容的には様々なゲーム(囲碁、チェッカー、麻雀、チャトランガ、将棋など)についての話ですが、精神的な症例が出てきたりとミステリー的な色彩のほうが強いように感じました。内容的には結構面白く、麻雀などのルールには再認識させられたりもしました。2023/10/08

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8017044
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品