創元ＳＦ文庫 彗星狩り〈上〉星のパイロット〈２〉

笹本 祐一【著】

東京創元社（2021/12発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 380p／高さ 15cm
• 商品コード 9784488741105
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

星雲賞受賞作
「今回の仕事は、並み居るライバルを押しのけて、
真っ先に彗星にたどりつくこと」
前代未聞の民間宇宙船レースに参戦！
資金難・人で不足の零細航空会社の作戦とは？
航空宇宙SF第2弾！

一番早く到達したものが、その小惑星を手に入れる――アメリカの零細航空宇宙会社スペース・プランニングの社長ジェニファーが持ち込んだ新たな仕事は、遙か彼方を飛ぶ彗星を巡るレースだった！　想定外の展開に心躍る宇宙飛行士の羽山美紀だが、スペース・プランニングの会社規模では長距離宇宙船を建造することも飛ばすこともすんなりとはいかず……。生物学者の少女スウも参戦し、会社を挙げて挑む美紀たちに勝算はあるのか？　星雲賞受賞作シリーズ第２弾！

内容説明

宇宙空間で水の供給源となる彗星に最初に到達したものが、莫大な利益を得る―航空宇宙会社スペース・プランニングの社長ジェニファーが持ち込んできた新たな仕事は、前代未聞の宇宙船レースへの参戦だった！だが零細企業の資金と人員規模では長距離宇宙船の建造すら困難で…。パイロットの美紀たちはスクラップから必要な部品を探すが、この状態で果たして勝算はあるのか。星雲賞日本長編部門受賞。

著者等紹介

笹本祐一［ササモトユウイチ］
１９６３年東京生まれ。宇宙作家クラブ会員。８４年『妖精作戦』でデビュー。９９年の『彗星狩り　星のパイロット２』と、２００５年の『ＡＲＩＥＬ』で星雲賞日本長編部門を、０３年、０４年、０７年の『宇宙へのパスポート』３作すべてで星雲賞ノンフィクション部門を受賞。『ミニスカ宇宙海賊』シリーズを原作としたアニメ『モーレツ宇宙海賊』が１３年に星雲賞メディア部門を受賞した（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Yuri]

壮大な彗星捕獲計画に弱小航空宇宙会社が挑むというなかなか面白い設定。難しい単語も頻発しますが語感で読み進めて問題なし。割と順調に進んでいた筈の計画の雲行きが怪しくなり始めたところで下巻。続きが気になります。

2022/10/16

[keisuke]

やっとレースか。

2022/02/12

[みやしん]

元来｢ライトノベル｣という名前が生まれる前の時代のライトレーベル発祥だから、主人公が軽薄な色恋沙汰を容易く放棄した代わりに予兆と過去になんかありそうな二組がメインに躍り出るのは必然かも。本来主人公格のアニキ／アネキ分に主役の座をスライドさせるのも作者お得意の手法ってのもあるが。チキチキマシン猛レースもいいけど、宇宙開発の重要な位置にちうごくが進出しているのは先見の明だ。

2022/02/02

[Mits]

お話全体の半分で、主人公たちがまだ出発できてないってのがこの人らしいよな。物語としては型破りだけれど、宇宙開発SFとしてはこれがあるべき姿なのだ。

2022/11/15

[Meistersinger]

上巻はテンポが悪い。といっても作者のせいではなく、こーゆーロケットを建造して打ち上げるまでのことを精緻に描いてるので仕方ないのだけど。

2022/05/28