内容説明
世界中で発生するUFO事件。だがその多くは、ある事実を隠蔽するため意図的に演出されたものだった。この欺騙工作の中心に位置する組織は、異星人情報局と呼ばれた。大統領にさえ存在を伏せられた秘密機関である。しかし、欺騙ではないものがあった。彼らはこの世で唯一の“本物の”UFOを捕獲するべく、工作を進めていたのだ!世界的なUFO研究家が描く謀略スリラー。
著者等紹介
礒部剛喜[イソベツヨキ]
1962年生まれ。千葉県匝瑳高校、日本大学法学部卒業。UFO現象学研究家。日本宇宙現象研究会スタッフ、MUFON(UFO相互調査網)日本総局調査員。ヴァレのUFO現象学理論の研究に取り組んでいる
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
SINKEN
7
【総評】★★★☆☆【感想】(図書館本) ものすごくリアルなフィクション。UFOや宇宙人などのオカルト好きな人は楽しめると思います。実話(と言ってもオカルトの類ではありますが)や実在の組織名などが出てくるのでリアリティは群を抜いています。何と言っても、著者がその筋の研究家なので、巻末の注釈だけでも相当なページを割いています。SFファンからは異端として扱われているように解説に書かれていますが、個人的には楽しく読めたので全然OKでした。2023/01/13
果てなき冒険たまこ
2
1986年に発表された本らしいけどUFOねぇ、カルトねぇ、陰謀ねぇ。。どこが面白いんだこれ。途中かなりうんざりしたけどきっと最後には素晴らしい結末が待っているんだ!と信じて読み切ったけど完全に裏切られました。最後まで詰まんなかったです、はい。まぁコロナの時に湧いて出た陰謀論の好きな人たちにはたまらないのかもしれないけどそんな非科学的なものに惹かれるようなSF読みではないのよ残念ながら。2024/05/30
スプリント
2
フィクションではありますが現実のUFOにまつわる事件や人名が数多く差し込まれており、巻末には用語集もあるのでこの分野が好きな人には楽しめると思います。 結末は・・・・ちょっと物足りさが残りました。この手の話によくあるパターンではありますが。2013/10/03
ニミッツクラス
2
加藤氏のイラストに惹かれて手にした一冊。エイリンテル(異星人情報局)の欺騙工作を主軸としたUFO(ファストウォーカー)と、付随する事象に関する脚本的総説・・だと思う。イラストは秘密施設の中を描写している。巻末の脚注多数をもって、SFとしても資料としても、その価値は高いと思う。或いは、その道に興味のある人には当然の書なのか。もちろん結論が明確に言及できる事柄ではない。その点では小説版X-ファイルのような煮詰まらない話と類似なのは仕方がない。でも、著者の見解は一番納得し易いかな。★★★☆☆☆ 2011/09/06
yoyogi kazuo
1
SF小説としてはつまらない。UFO研究家がまともなドキュメントに書けないことを空想小説にして吐き出したようなもの。2024/02/11