創元SF文庫
ミラー・ダンス〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 433p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488698096
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

マイルズの留守に乗じて傭兵艦隊に潜入した、彼そっくりの偽物―クローンのマーク。特命任務と偽って快速艇とコマンド部隊を手に入れ、ジャクソン統一惑星へ侵攻した。だがマイルズならぬ身、攻略にしくじり、進退きわまってしまう。急遽あとを追って戦地に赴いたマイルズだったが、マークたちの救出作戦敢行のさなか、あろうことか敵弾の直撃を受けて…マイルズが死んだ。ヒューゴー賞・ローカス賞受賞。

著者等紹介

小木曽絢子[オギソアヤコ]
東京女子大学文学部英米文学科卒
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

本の蟲

10
ヒューゴー賞・ローカス賞受賞のヴォルコシガン・サガ邦訳第8作。地球での騒ぎ『親愛なるクローン』 から4年後のマイルズ28歳。再登場したマークがネイスミス提督になりすまし、傭兵艦隊の一部を率いてジャクソン統一惑星に侵攻するもあえなく孤立。馬鹿な兄弟に舌打ちしつつ、マイルズは救出に向かうが、その作戦中にマイルズは殺されてしまう。若者らしい自己顕示欲、高慢や無謀さとともに、その機転と幸運で今の立場を築いてきたマイルズ。比べてマークの幼稚な英雄志望、トラウマとコンプレックスが憐れ。境遇を考えると無理はないが(続2020/10/12

鐵太郎

10
ミラーダンス。鏡の舞。ミラー・ダンスとは、パートナーが互いに相手の動作をリズミカルにまねるダンスだそうです。(実はよく知らない)  このお話は、主人公を模倣し、越えようとする男の物語です。二人の主人公が登場します。デンダリィ傭兵隊司令官、マイルズ・ネイスミス提督と、マーク・ピエール・ヴォルコシガン卿。  そして、実はもう一人、重要な人物がいます。バラヤーの中尉、マイルズ・ヴォルコシガン卿。2005/09/10

しまっち。

9
マイルズが生きて見つかる事は分かっているけど、そうは簡単に見つかってくれないところがマイルズで、わかっているのにハラハラさせられてしまう。そしてマークの自分探しはとんでもない事態を引き起こしているけれど、その内面が深く描かれていて、どう変化していくのか見守ってしまう。主要人物全員集合だし、これまでのシリーズで一番面白いかも。一気読み。2017/05/15

こふく

7
久々にマイルズシリーズ!2023/02/18

スターライト

7
中断していた〈ヴォルコシガン〉シリーズ、読書開始。マイルズのクローンであるマークが、マイルズが留守の間にデンダリィ傭兵隊の一部を指揮して”人身売買”されているジャクソン統一惑星へ突入。しかし作戦は失敗し、窮地に陥った彼を事情を知ったマイルズが救助に向かうが、あろうことか敵の攻撃を受けて”死亡”してしまう。唯一の希望の死体の入った冷凍保管器が行方不明になり…。後半はバラヤーにつれて行かれたマークが体験する帝国の継承権問題や、マークの将来のことなど。下巻に続く。2021/01/17

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