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乱読太郎の積んでる本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Aya Murakami
73
読メコミュニティで紹介されてアマゾンで購入した本。 AIと宗教・信仰に関する話はアシモフの「われ思う、ゆえに…」なんかでも触れられていて「SFでも宗教や信仰みたな非科学的なことを取り扱ってもいいんだ…」と思っていましたが、調べてみると本作をはじめとした宗教がらみのSFって結構多いのですね。 中世ヨーロッパ風の宗教的な生活をする異星人由来のロボットと科学が発展しながら妙にオカルト傾向に走るアメリカの人類…。正反対のようでいてよく似ているのが興味深かったです。2018/09/09
イツキ
11
とても面白かった。異星人の資源調達ロボットだった機械たちが不具合が原因で徐々に生命のように遺伝や進化を行う機械生命体になっていく説明が非常に説得力があり現実に存在するのではと思わされるほど、中世のような社会を作り魔女裁判を行っているのには笑いました。悪びれることなく霊感商法で詐欺的な商売をしていたザンベンドルフが機械生命体たちのために奮闘し始め苦境を乗り越えていく様子も読み応えがあります。作中に出てくる自分の頭で考えることなく信じたいものを信じるだけの人間にはなりたくないですね。2021/03/31
武夫原
11
プロローグの部分がさすがホーガンの筆!という感じでしたが、だんだん退屈な内容になってきて、最後のあたり一読では何が盛り上がっていたのか理解できませんでした。中世キリスト教世界の権威を茶化すあたりが、書きたかったのではなかろうか?真実だろうが嘘だろうが、民衆を知的な盲目にして自分たちの権威を高めようとした虚勢をあざ笑いたかったのではないか?2017/03/11
植田 和昭
10
39年前大学一年生のときに50pで挫折した本。約10年前に読んだと思っていたが、やはり挫折していた。全然記憶にないので造物主の選択を読んで読んだ気になっていたのだろう。冒頭部分p22が物語の骨子で、あとは、長いけど内容はあまりない。2回挫折したのももっともだ。今回やっと読破できた。ぼくの読書力も上がってきたのかな。機械が知的生物になり、しかも中世のような社会をタイタンで作っているという話。機械の森の住民の話と、詐欺師の話が並行して延々と続いていく。ハードSF。ちょっと敷居が高かったなあ。2024/09/10
りゃうりゃう
10
SFの金字塔「星を継ぐもの」の著者ジェイムズ・P・ホーガン氏の作成。本好きの先輩が再読しまくりの神作品で確かに面白かった! 機械生命体が生まれる過程を綿密に論理的に描き、地球人類との邂逅を描く。機械生命体は中世時代の進歩のようで、惑星外からスペースシップに乗った地球人類を神と仰ぐものの、侵略ではなく親交を重んじるのがいい。文化・文明の保全は未来を創る礎になる。良作決定!2022/06/07
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