創元SF文庫<br> 渚にて―人類最後の日

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創元SF文庫
渚にて―人類最後の日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 472p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488616038
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

第三次世界大戦が勃発、放射能に覆われた北半球の諸国は次々と死滅していった。かろうじて生き残った合衆国原潜“スコーピオン”は汚染帯を避けオーストラリアに退避してきた。ここはまだ無事だった。だが放射性物質は確実に南下している。そんななか合衆国から断片的なモールス信号が届く。生存者がいるのだろうか?―一縷の望みを胸に“スコーピオン”は出航する。迫真の名作。

著者等紹介

佐藤龍雄[サトウタツオ]
1954年生まれ。幻想文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

134
核戦争後の世界。中ソ間で始まった核戦争は米ソを巻き込む第三次世界大戦へ。核兵器の応酬となり北半球は壊滅、戦争は短期間で終結する。南半球は直接的被害は免れるも大量の放射性降下物が大気循環により次第に南下する。豪州南端メルボルンに退避した米海軍原子力潜水艦スコーピオンはシアトル近郊からの謎の電波を調査するためアメリカ西海岸へ調査に向かう。原潜艦長や豪州海軍の連絡将校とその家族を中心に、迫りくる放射線障害への恐怖と死を覚悟した人々がいかに生きようとするのかを坦々と描く。著者は豪州に移住した英国人。1957年刊。2020/08/18

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

124
第三次世界大戦が勃発し、北半球は放射能汚染により全滅。僅かに残されたオーストラリアに避難したアメリカ合衆国の原潜〈スコーピオン〉。「潜水艦物にハズレ無し」と言われているが、それは限られた空間の中、ギリギリの状況での戦闘が手に汗握るからだと思う。だが、ここにはそうした戦闘シーンは一切無い。迫り来る放射能汚染の恐怖に怯えながらも、残された日々を懸命に生きようとする人々の姿が淡々と描かれている。〈スコーピオン〉が最後の航海にでるシーンが切ない。良い意味で予想とは違った展開の作品であった。五つ星です。★★★★★2022/11/07

zero1

102
福島原発事故の後だと、この作品の古さは気にならないはず。 世界には多くの核兵器があり、何度でも人類を破滅させることが可能。 兵器を製造するのではなく貧困や飢餓、病気に立ち向かえ。 核戦争により、人類は滅亡が避けられない。 米国の潜水艦が、放射線の強い北半球から豪州に逃れてくる。 人類の滅亡が現実となった時、あなたならどう過ごす? 略奪しまくり?殺しまくり? 本書の登場人物たちは違う。穏やかに過ごす。 それが逆に、作品世界の悲惨さを際立たせている。 だからこの作品は読み継がれていると私は解釈している。2018/10/19

はたっぴ

101
体に鉛をつけているような重苦しさと、視界不良な見通しにため息をつきながら読み進めた。人として生まれたからには〝日々少しでも成長したい〟〝生きることに最善を尽くしたい〟と思うものだろう。だがしかし、核戦争後の最期の日々(6ヶ月)をこれほど穏やかな精神状態で過ごせるだろうか。私には自信がない。読書の楽しさは感情移入するほど未知の世界を経験出来ることだが、心の振り子が大きく揺れ動き、人生観や死生観を問われる作品だった。『パイド・パイパー』とは読後感が異なるが、こちらも人生で大切な一冊となった。2017/10/26

榊原 香織

88
何て静かな滅びだろう。 1957年の作品。 北半球全体の核戦争で、オーストラリアに生き残った人類。 でも放射能は意外な速さで到達し・・。 新訳。 あの頃は、脅威は核戦争くらいだったんだなあ、今は、目白押し。温暖化とかコロナとか色々あるから。2021/07/06

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