出版社内容情報
〈風に乗りて歩むもの〉イタカの軍勢を退け、ボレアの女王アルマンドラの伴侶となった精神感応能力者ハンク・シルバーハット。彼は行軍のさなかボレアに墜落せんとする〈時空往還機〉の姿を目撃する。その落下地点で出会ったのは、邪神狩人タイタス・クロウの名高き盟友アンリ=ド・マリニーであった。邪神と人類の果てしなき闘争を描いてクトゥルー神話体系に新風を巻き起こした伝奇ホラーシリーズ、長編第5作登場!
ブライアン・ラムレイ[ブライアン・ラムレイ]
夏来健次[ナツキケンジ]
内容説明
ボレアの台地の将軍となった、精神感応能力者シルバーハット。さらにボレアを把握せんとする探索の途中で、怪しい落下物を目撃する。それぞ、アンリ‐ローラン・ド・マリニーの乗る時空往還機であった!だが、機は敵の手に。奪還を目指すシルバーハットとド・マリニーだったが、風の邪神イタカが今しもボレアに襲来しようとしていた…。“タイタス・クロウ・サーガ”第五弾!
著者等紹介
ラムレイ,ブライアン[ラムレイ,ブライアン] [Lumley,Brian]
1937年イギリス・ダーハム郡生まれ。職業軍人として勤めるかたわら、小説を執筆する
夏来健次[ナツキケンジ]
1954年新潟県生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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sin
66
単純なスペースオペラなので素直に楽しめば良いのだが…クトゥルーものと意識すると違ってくる。人間の悪人と等しいまでに貶められた邪神の姿は痛々しいとしか感じ取れず、人知を超えた邪なる神々の一柱とは最早呼ぶべくもない。それに対峙する主人公たちは揃いも揃って好男子、絶世の美女であり、その行動のいちいちに前置きされる言い訳めいた状況説明にはあきあきさせられる。タイタス・クロウ・サーガといいながら肝心のタイタスは今回も登場してはおらずサイドストーリーにしては寄り道が過ぎるように思えてならない。タイタス苦労せず2016/07/06
Takashi Edamoto
2
超人化する前のタイタス・クロウは面白いのだけれど。 最早、今さら感満載のハワードのデッドコピーか、日本のラノベの影響を間違って受けたものでしかない。 このシリーズがまだ続くと思うとげんなりする。2016/10/25
demoii
0
ある意味、異世界転生ものといった感じ。2つの月の冒険は面白かったが、ちょっと主人公たちがつよすぎるし邪神はアトラクションめいている。次で終わりなのか。2017/10/05