創元推理文庫<br> 憧れの少年探偵団

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創元推理文庫
憧れの少年探偵団

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  • サイズ 文庫判/ページ数 347p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488413132
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ここは多摩川のほとり、桃霞(とうか)市。江戸川乱歩の少年ものに憧れる小学生が探偵団を結成した。自称探偵長のスレンダー美少女鳥居未菜美が幼なじみの歌川時雄を従え、転校生の月岡芳人を巻き込み、体格に恵まれた勝川章、パソコン使いの司馬遷太郎を加えて、メンバー5人で活動中。たかが子供の遊びと侮るなかれ、広大な桃霞市、推理力を駆使しなければ迷い犬の捜索だって不可能だ。それにしてもクリスマスに起こった尾形家の騒動は半端じゃなかった。何しろ御隠居さんが密室でこときれていたというのだから……。桃霞少年探偵団、活動開始! 解説=新保博久

内容説明

僕は歌川時雄。江戸川乱歩の少年探偵団シリーズが大好きで、ずっと憧れている。頭脳とチームワークで名うての大悪党と対決、何たって恰好いいもんね。そんな探偵団を作れたら最高だけど、身近に明智小五郎ばりの大人はいないし、探偵団なんて夢のまた夢だと思っていた。名探偵がいないんじゃ話にならないからさ。…ところが現れたんだよ、桃霞西小学校に正真正銘の名探偵が!―。

著者等紹介

秋梨惟喬[アキナシコレタカ]
1962年岐阜県生まれ。広島大学文学部史学科卒業。2006年、「殺三狼」で第3回ミステリーズ!新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アイゼナハ@灯れ松明の火

34
『銀牌侠』シリーズでお馴染み、秋梨惟高さんの新シリーズは小学生男女5名の探偵団が密室殺人の謎に挑む『クリスマスダンス』を皮切りに、名探偵月岡くん以外のメンバー視点で綴った4つの事件を収録。探偵団の役割分担がお約束のように見えて少しひねってあるところだとか、何より随所に散りばめられたオタクフレーバーがツボに入って大層ツーカイに読んでしまいました。少年の心を忘れない大人向けの探偵団モノといった感じでしょうか。探偵団ではないけど不思議系の雪世ちゃんが登場する『不愉快な誘拐』が好みかなぁ。面白かったです。2012/08/24

24
ジャケ読み。さくさくと♪ジャケの印象と少年探偵団から予想した雰囲気でなく、ガッツリ事件を解決(@_@)これはこれで楽しめましたが、先入観を持って失敗でした(^^;2018/03/02

myunclek

24
もろこしシリーズの独特な雰囲気が好きだったので、秋梨惟喬らしさが感じられませんでした。決して面白くなかったわけじゃないんだけど、期待が違うところにあったという感じです。2014/09/01

Tsukamo

21
江戸川乱歩の少年探偵団に憧れる時雄をはじめ、五人の小学生が少年探偵団を結成する。ミステリ的にはちょっと弱いところがあるけど、ジュブナイル小説としては充分楽しめました。「クリスマスダンス」の怪人二十面相=明智小五郎説は興味深かったです。2017/02/23

ホームズ

19
それぞれの役割分担があっていい感じでした(笑)話し手が変わることでみんあちゃんと個性が出てきてたし(笑)事件の内容も結構シッカリしていて良かったと思います(笑)もっとシリーズを書いてくれるといいな~って思える作品でした(笑)2011/11/24

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