創元推理文庫<br> 雪と毒杯

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創元推理文庫
雪と毒杯

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488269050
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

クリスマスが迫るウィーンで、オペラ界の歌姫を看取った人々。チャーター機でロンドンへの帰途に着くが、悪天候でオーストリアの雪山に不時着してしまう。彼らが避難したのは小さな山村――だが雪で外部とは隔絶していた。小体なホテルに落ち着いたものの、歌姫の遺産をめぐって緊張感は増すばかり。とうとう遺書が読み上げられた直後に、事件が起きて――。修道士カドフェル・シリーズの巨匠による、本邦初訳の傑作本格ミステリ!

内容説明

クリスマス直前のウィーンで、オペラの歌姫の最期を看取った人々。帰途にチャーター機が悪天候で北チロルの雪山に不時着してしまう。彼ら八人がたどり着いたのは、雪で外部と隔絶された小さな村のホテル。歌姫の遺産をめぐり緊張が増すなか、弁護士によって衝撃的な遺言書が読みあげられる。そしてついに事件が―。修道士カドフェル・シリーズの巨匠による、本邦初訳の傑作本格。

著者等紹介

ピーターズ,エリス[ピーターズ,エリス] [Peters,Ellis]
1913年、イングランド生まれ。女子高校で学んだのち、薬剤師の助手をしながら普通小説や歴史小説を執筆する。1951年にフェルス一家シリーズの第一作『カマフォード村の哀惜』を発表。同シリーズの『死と陽気な女』でアメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀長編賞を受賞する。1977年には、世界的大ベストセラーとなった修道士カドフェル・シリーズの第一作『聖女の遺骨求む』を発表し、同シリーズの『修道士の頭巾』で英国推理作家協会(CWA)賞シルバーダガーを受賞。1993年には長年の功績を称えられ、CWA賞ダイヤモンドダガーが贈られた。1995年没

猪俣美江子[イノマタミエコ]
慶應義塾大学文学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

141
元々のストーリーの展開に加え、訳者さんのワザかしら…、本当にスラスラあっという間に読んでしまった。臨終の歌姫がまず生き生きと描かれるから、楽しいんだろうなあ。弱々しいかつてのオペラ女王みたいな悲壮感が全くないんだもの。遭難させたパイロットは謝らずにエラそうだし。取り巻く人達に財産巡ってすったもんだも多少あるけど、本当にいやらしい人もいなくて、密室殺人がジメジメしない。半世紀前の作品であれ、時代に関係なく面白くて楽しめた。2018/01/19

紅はこべ

135
本格ミステリファンなら、わくわくせずにいられない雪の山荘設定。しかし犯人の犯行も思いつきで、行き当たりばったりなら、探偵役を自任するスーザンの行動も浅はか。 登場人物全員バカばっかりとしか言いようがない。なのに面白い。最後にアントニアの高笑いが響いて来る。エピグラフに用いられた『薔薇の騎士』の一節「どいつもこいつも、顔がふたつある!」の通りの話。にしても犯人、手に入れたも物をどうする気だったのかな。2020/03/08

雪紫

72
雪山に不時着したチャーター機に乗っていたのはオペラ界の歌姫アントニアを看取った身内と関係者。近くにあった文字通り「吹雪の山荘」状態なホテルに迷い込んだ彼らの前には新たな不運と衝撃の遺言書が・・・。積読本登録の際読友さんから「涼しい本」とおすすめされたが、これは思ったより雪の情景と険悪な雰囲気を主張されてて納得の1冊。被害者の心境、感情を整理出来ないスーザンと容疑者になったローレンスのロマンス、アントニアの存在感が増して行くラストがお見事で、犯人の動機と末路を合わせるとやるせない感情に襲われる。2022/08/09

ちょろこ

66
コンパクトなミステリー、の一冊。雪に閉ざされたホテル、遺産相続に絡む八人の男女。この設定はやっぱりミステリ好きの心をくすぐるでしょう。物足りなさを感じなくもないが、事件も推理もコンパクトにわかりやすくまとめられている印象でだらだらすることなく楽しめたのが良かった。訳も読みやすい。そして何よりも表紙が可愛らしくて自分好み。それにしても「こんなもの」のために…ね…人間はつくづく欲にのみこまれるものなんだなぁ。2017/10/19

penguin-blue

53
往年の大女優の死、その枕元に集まった彼女に関係する人たちを運ぶ帰りの専用機が大雪の中、不時着する。遺産争い、反目するいかにもな人々、そして雪の山荘…パロディ化と思うくらい王道のクラッシックミステリ。恋模様はちょっと唐突な感じはしたものの、この舞台設定と、人間模様を絡めたストーリー運びで楽しく読めた。最近人間関係そっちのけでトリックありきの作品も多いけど、やっぱり私は動機や登場人物を描きこんだ(描きこもうとした)作品が好き。 カドフェルシリーズは未読だけどそのうち読んでみたい。2017/10/11

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