創元推理文庫<br> 家政婦は名探偵

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創元推理文庫
家政婦は名探偵

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488200046
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

とびきり善人だが、刑事としての才能はほぼ皆無なウィザースプーン警部補。事件のたび困りはてる主人を放っておけない“名探偵”の家政婦ジェフリーズ夫人をはじめ、彼を慕う屋敷の使用人一同は、秘かに探偵団を結成する。今回警部補が担当するのは、毒キノコによるらしき殺人事件。探偵団は先回りして解決し、主人の手柄にできるのか? 痛快ヴィクトリア朝ミステリ新シリーズ。訳者あとがき=田辺千幸

内容説明

とびきり善人だが、刑事としての才能はほぼ皆無なウィザースプーン警部補。事件のたび困りはてる主人を放っておけない“名探偵”の家政婦ジェフリーズ夫人をはじめ、彼を慕う屋敷の使用人一同は、秘かに探偵団を結成する。今回警部補が担当するのは、毒キノコによるらしき殺人事件。探偵団は先回りして解決し、主人の手柄にできるのか?痛快ヴィクトリア朝ミステリ新シリーズ。

著者等紹介

ブライトウェル,エミリー[ブライトウェル,エミリー] [Brightwell,Emily]
アメリカの作家。1948年ウェストバージニア州生まれ。本名シェリル・ランハム・アーガイル(Cheryl Lanham Arguile)。90年にサラ・テンプル名義で書いたロマンス小説Kindred Spiritsにより作家デビューを果たす。93年には初のミステリ小説として、ブライトウェル名義でジェフリーズ夫人シリーズ第一作となる『家政婦は名探偵』を発表。ほかにもシェリル・ランハム名義ではヤングアダルト小説を執筆するなど、複数のペンネームを使い分けて活動している

田辺千幸[タナベチユキ]
1961年大阪生まれ。ロンドン大学社会心理学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

冴子

73
来週から始まる相葉くんの「貴族探偵」はこういう話かも、と思える。人柄は良いが、刑事としてはできそこないの主人の為に、家中の使用人が走り廻って事件の謎を解く。時代はヴィクトリア朝のイギリス、ってことは「荊の城」と同時代? シャーロック・ホームズがでてきそう。使用人たちがそれぞれ生き生きと描かれ、楽しい。最初は入りにくいが、被害者の人となりが明らかになり始めた辺りから、面白くなってきた。次回の予告があるのが珍しい。2017/04/12

ぶんこ

68
落ち込むような本を読んだ後や、疲れた時の息抜きにはぴったりの本でした。 これが2冊目で、もういいかなと思っていたのですが、年末の慌ただしい日々の合間に読んでみたら、かなり気持ちが回復しました。 そんな時用に、続編をお気に入りに入れておこうと思いました。 刑事としては無能ですが、とても人柄の良いウイザースプーン警部補。 殺人犯とは無関係ともいえる他の人々のの書類を焼く場面で、こんな雇い主だったら私も全力で助けるだろうな。 この本の核となるのは、彼の人柄あってこそですね。 2015/12/24

ねむねむあくび♪

54
図書館の本。これもコージーミステリーになるのかな?楽しく読了しました~♪o(^o^)o ちょうど、イギリス貴族ドラマ『ダウントンアビー』を観ていたので、イギリスの使用人たちがくっきりとイメージ出来て、楽しめた♪今までのコージーミステリーの定番、女主人公がお茶やお料理やお菓子を作りつつ、素人探偵で事件を解決する!…よりも、使用人探偵団!(笑)のほうが、機動力もあってテンポも良いなー。続編も読みます!!ι(≧∇≦)ゝ2016/04/03

momi

47
お気の毒な旦那様!旦那様のためなら私たち何でもします!!この屋敷の旦那様で警部補殿は、死体を目の前にしても何をしていいのやら全く分からない!!でもとにかく人は良い!彼を慕う屋敷の使用人達で秘かに「使用人探偵団」を結成し事件を解決し旦那様の手柄になる様に導いていく!!さて今回は毒キノコ殺人事件です!たまにはサクサク読めるこんなコージーミステリーもいいな〜!殺人事件なのにほんわかして、使用人達も個性派ぞろいで楽しい!!シリーズ追いかけていきます!2017/02/15

すい

44
とても人の良いウィザースプーン警部補だが、刑事としての素質は限りなく低く、同僚刑事に過去の活躍を怪しまれてもいる。そんな彼が何故今まで難事件を解決することができたのか。それは家政婦のジェフリーズ夫人率いる使用人たちが彼に気付かれないように情報を集めて推理し、それとなく彼を解決へと導いてきたから!よくある展開なのに面白いのは、それぞれのキャラが魅力的だからだと思う。今では考えられないような杜撰な捜査(解剖医は酷いな)も、本書が何十年も前の作品だとすれば理解できる。これは続編が楽しみだ。2018/05/09

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