感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
43
マルコはCIAの工作員だが、今回は現地イランのCIA上部が敵であると言う展開(これは冒頭で読者に明かされるのでネタバレではない。)1965年当時のイランの様子が書かれて面白い。書かれたのは革命前だが、革命未遂は繰り返し起こっていたらしく、本書はそれが題材となっている。美女にうつつを抜かして危機に陥るのもいつもの展開だ。この著者、MG42という機関銃が大好きなのか本作以後も度々登場する。その他の銃もドイツ製が割と多めに登場する。2016/06/27
uryutalk
1
ついつい二冊目に手を出してしまった。オリジナルの出版順に読むのも面白いかも。今回の殿下のミッションはイラン国王暗殺とクーデターを防ぐという、イラン革命が起こる前の時代なのに、リアリティありまくりの設定でした。それにしても大統領の白紙委任状ってすげぇなマルコ。サディズムとエロが売り物のこのシリーズ、実は初期はそうでもなかったりするのだけど、これからエスカレートしていくんだよな。2017/12/11
-
- 洋書
- JE TE MENS