創元推理文庫 暴風雪

ボックス，Ｃ．Ｊ．【著】〈Ｂｏｘ，Ｃ．Ｊ．〉/野口 百合子【訳】

東京創元社（2025/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 496p／高さ 15cm
• 商品コード 9784488127183
• NDC分類 933
• Cコード C0197

出版社内容情報

ジョー＆盟友ネイトが不可解な失踪事件に挑む。
背後に隠された計略とは――

冒険サスペンスの頂点
猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ

猟区管理官ジョー・ピケットは、州知事からある失踪事件の捜査を命じられる。英国大手広告会社社長の女性が、サラトガ地区にあるジョーの娘が働く高級リゾート牧場に滞在後、空港へ向かう途中に忽然と姿を消したという。ジョーは現地に向かい、鷹匠ネイトの協力を得て調べ始めるが、サラトガ担当猟区管理官の謎めいた離職も絡んできて、予想外の展開に……。大人気シリーズ最新作！　解説＝若林踏

内容説明

猟区管理官ジョー・ピケットは、州知事からある失踪事件の捜査を命じられる。英国大手広告会社社長の女性が、サラトガ地区にあるジョーの娘が働く高級リゾート牧場に滞在後、空港へ向かう途中に忽然と姿を消したという。ジョーは現地に向かい、鷹匠ネイトの協力を得て調べ始めるが、サラトガ担当猟区管理官の謎めいた離職も絡んできて、予想外の展開に…。大人気シリーズ最新作！

著者等紹介

ボックス，Ｃ．Ｊ．［ボックス，Ｃ．Ｊ．］ ［Ｂｏｘ，Ｃ．Ｊ．］
アメリカのワイオミング州生まれ。牧場労働者、測量技師、フィッシング・ガイド、地方紙編集者などさまざまな職業を経て旅行マーケティング会社を経営。２００１年、猟区管理官のジョー・ピケットを主人公にした『沈黙の森』で作家デビューし、アンソニー賞、マカヴィティ賞、ガムシュー賞、バリー賞各賞の新人賞を受賞した。エドガー賞最優秀長編賞を受賞した『ブルー・ヘヴン』のほか、猟区管理官ジョー・ピケット・シリーズなど著書多数

野口百合子［ノグチユリコ］
東京外国語大学英米語学科卒業（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[タツ フカガワ]

ワイオミング州猟区管理官ジョーは、イギリス人女性社長がサラトガの高級リゾート牧場に滞在後に失踪した事件の捜査をアレン州知事から命じられる。が、なぜ管轄地でもない自分があたるのか……ジョーは違和感を抱く。ネイトの危うさはいつも通り。今回はジョーと23歳になった長女シェリダンとの、微妙に変っていく父娘関係にも心温まるが、最終ページのオチには笑ってしまった。その後の顛末、読みたかったなあ。

2025/05/27

[わたなべよしお]

　今作もとても良かった。前半は、英国人女性の失踪事件をメインに、なぜジョーが駆り出されるのか、なぜ、当地の猟区管理官が失踪しているのか。なぜ、真っ当な捜査機関が排除されるのか、などなど、多くの謎が提示される。それだけでも興味は尽きないが、失踪事件の捜査など、猟区管理官の仕事と全然、関係なくなっちゃったじゃん。と思ったが、最後にはちゃんと回収されるところがまた憎いね。良いシリーズです。

2025/05/30

[あかぽち]

読まずにはいられない、猟区管理官ジョー・ピケットのこのシリーズ。今作は知事にいいように使われるジョーとは反対に、自分の意思で働く場を決めている長女・シェリダンとの絡みが、とても良い。ネイトもいるとなると、やはり楽しさ倍増でした！でも、そこで終わるんかい！！

2025/06/04

[オオイ]

新知事からの依頼で行方不明になった英国の大手広告会社社長事件を捜査、どうも事件もピケットのこれからもスッキリしない終わり方。

2025/06/25

[ヨッシー]

新刊14冊目

2025/07/14