出版社内容情報
■創元クラシック・ミステリ作品ガイドと翻訳家エッセイで贈る 特集「新訳・名作ミステリの扉」■新連載 あの『アリス殺し』の姉妹編が登場!小林泰三「クララ殺し」。“ほしがり探偵”の活躍を描く、気鋭による連作ミステリがスタート。青柳碧人「誰のゾンビ?」■読切短編 ベイカー街イレギュラーズの少年たちが追う事件の真相は? ホームズ・パスティーシュ最新作、北原尚彦「消えた靴磨き少年の事件」■第6回創元SF短編賞受賞作決定ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みつ
14
新連載も含め異世界を舞台にした幻想的な作品が今回も多くを占める。これらはほとんど流し読み。戦後間もない時期の古本屋を巡る連載は面白いが、1回の分量が短かすぎて展開が見えない。毎号連載しているわけではないので、間を空けてもよりまとまった形で読みたい。(主人公の審美眼もあるが)やたらに美女が登場する柚木草平シリーズはお約束の結末に満足。完全にひとつのジャンルになっている。特集の「名作ミステリの新訳」は楽しい企画。7年前の雑誌なので新訳はさらに増えているはず。積読状態のまま旧い訳と化した多数の存在が悩ましい。2022/11/23
BECHA☆
4
「津久田舞々は裸足(はだし)で逃げる」、「維新伝心」、「消えた靴磨き少年の事件」を楽しく読む。2015/09/23
aki.s
4
樋口有介の連載が最終回。ラストはそうきたかという感じ。毎度の事ながら草平のモテっぷりがうらやましい。 太田忠司の連載は今後の展開がとても楽しみ。 小林泰三のクララ殺しはアリス殺しが未読のため読もうかどうか迷ったけれど、アリス殺しの評判が良さそうなので結局読み始める。2015/06/26