残火

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  • サイズ 46判/ページ数 378p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488029531
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

14年前に起きた産院放火殺人事件。その被害者遺族である男性三名が行方不明になった。家族から相談を受けた強行犯捜査係・森垣里穂子は、男性らに仕事を依頼した不審な男・湊川潤を逮捕する。身元を照会すると、湊川は産院放火事件の犯人の息子だった。これは逆恨みによる犯行なのか? 警察が湊川の目的を掴めぬまま、新たな火の手が上がったーー。『トリカゴ』で活躍した刑事たちが直面した重大事件。その慟哭の真相とは。


【目次】

内容説明

十四年前に起きた産院放火殺人事件。その被害者遺族三名を誘拐したのは、加害者の息子・湊川潤だった。取り調べを担当する警視庁の羽山圭司と高尾署の森垣里穂子に対し、湊川は加害者家族として歩んだ過酷な日々を一方的に語ったうえで問う。「殺人事件の加害者家族と被害者遺族―一つ選べと言われたら、あなたはどちらになりたいですか?」二人が湊川の真意を掴めぬうち、管内で新たな凶悪事件が起きてしまい…。『トリカゴ』の刑事たちが辿り着いた慟哭の真相とは。辻堂ミステリの新たなる到達点!

著者等紹介

辻堂ゆめ[ツジドウユメ]
1992年、神奈川県生まれ。東京大学卒。第13回「このミステリーがすごい!」大賞優秀賞受賞作を改題した『いなくなった私へ』で2015年にデビュー。21年、『十の輪をくぐる』で第42回吉川英治文学新人賞候補。22年、『トリカゴ』で第24回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

207
辻堂 ゆめは、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本書は、シリーズ第二弾、加害者&被害者家族厭ミス青春恋愛譚の力作でした。犯罪は、人を不幸にするという事なんでしょうね。 https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/97844880295312026/09/30

パトラッシュ

177
なぜ身近な人が殺し殺されねばならなかったのか。殺人の被害者遺族と加害者家族は、答えのない煩悶で心に深い傷を負う。放火殺人の加害者の息子が被害者遺族を拉致監禁する異常な事件に、無戸籍者の悲劇を描いた『トリカゴ』でタッグを組んだ森垣と羽山が再び挑む捜査は、背後の謎がわかるにつれ容赦なく傷口を抉るドラマが続く。加害者が罪を犯したのか理由を追う羽山と、被害者の心情から迫る森垣の手法が巧みに嚙み合い、愚かで卑劣で醜い人の本性が招いた真相に辿り着く。善意で人を殺したという犯人の言葉を違うと言えない苦い結末が胸を衝く。2026/09/16

hiace9000

151
ひとたび加害者家族の刻印を捺された者に苛烈な制裁の十字架を背負わせ、延々贖罪を求め続ける社会。殺人事件の加害者家族・被害者家族問題を抉り描く辻堂社会派ミステリー。男性3人の誘拐事件は、発生後被疑者がすぐに逮捕。しかしそこから幕開ける「取り調べ」劇場は、あの『爆弾』を彷彿。3人の所在、さらに続く凄惨な事件、共犯者は誰か、そして14年前の放火事件加害者の息子は何故被害者家族に再び地獄を見せたのか―。複数拠点の場面遷移の妙、あちこちに伏線を仕込み二転三転させる見事な辛口展開。"大抵の真実は、美しくなんかない"。2026/09/24

いつでも母さん

148
こんな善意があっていい訳がない!真相がわかった時の怒りと悲しみ、虚しさと遣る瀬無さに苛まれるが罪は罪なのだ・・『トリカゴ』で組んだ刑事コンビの第2弾になるのかな?加害者家族も被害者なんだよね・・ああ、苦しいわ。「加害者家族と被害者家族ーどちらになりたいか?」選べないよ。どちらにもなりたくない。ラストのシーンが希望だった。はぁ。。2026/09/16

ゆみねこ

73
14年前に起きた産院放火殺人事件。その被害者遺族3人を誘拐監禁したのは加害者の息子湊川だった。取り調べ担当者はトリカゴでコンビを組んだ羽山と森垣。湊川は加害者家族として過酷な人生を送り、その歩みを一方的に語る。事件の真相は驚愕の…。本当の悪人は誰だったのか?湊川が問う「殺人事件の加害者家族と被害者遺族、どちらになりたいか?」いや、どちらにも絶対になりたくはない。2026/09/16

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