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花野に眠る―秋葉図書館の四季

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  • サイズ B6判/ページ数 299p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488027438
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

少年しか知らない絵本? 幻の卵料理? 秘めたる恋の落とし物? そして白骨死体?! のどかな図書館の新人司書は、今日も謎解きに奮闘中! 大好評図書館ミステリ第2弾。

内容説明

れんげ野原のまんなかにある秋葉図書館は、いつでものんびりのどか。新人司書の文子の仕事ぶりも、どうにか板についてきた。そんななか、図書館のお向かいの日向山から突然、白骨死体が…。誰が、どうして、こんなところに埋められていたのか?文子は、図書館の利用者が持ち込む、ふとした謎を解決しつつ、頼もしい先輩司書たちの助けを借りて、事件の真相究明に挑むが―。本を愛してやまない人の心をくすぐる、やさしい図書館ミステリ!

著者等紹介

森谷明子[モリヤアキコ]
神奈川県生まれ。2003年、王朝ミステリ『千年の黙 異本源氏物語』で第13回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。卓越した人物描写とストーリーテリングで高い評価を受ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

124
シリーズ2作目です。う~ん、完全とまではいきませんが、前作の雰囲気はほとんど引き継いでいないように感じ、独立した作品になっているかなと。あくまで個人的には前作の図書館ならではの雰囲気が好みだったのに、本作は正直図書館(司書)じゃなくても事足りる展開かなと。主人公「文子」も影が薄いし、「能勢」さんも立ち位置というかキャラが中途半端になってしまって・・・。チョイ役でありながら、かなりの助っ人ぶりを発揮する新聞記者の「佐竹」さんや図書館の先輩「日野」さんのほうが印象に残ってしまったのは、ある意味残念です。2015/06/21

七色一味

92
読破。あぁ、これって『れんげ野原のまんなかで』の続編か…。短篇集かと思ったけど、どうも連作っぽい。最初の話で出てきた絵を教えてくれたおばさんは誰?とか、放置プレイですか!と思ったら、ちゃんと後でつながった。まぁ、それはそれでいいんですが、どうもミステリー部分が馴染めない。前作の時も確か、ミステリーにする必要がないと書いたと思いましたが、その感想は今回も。2015/03/12

あつひめ

84
図書館の静かだけれど冷たくない、本屋さんとは違う空間を改めて思い描いた。老若男女が集まってくる場所。今回の謎は、図書館とは結びつきづらいなぁと思いながら読み終えたのは私だけかな?最近はどんな職種でも名探偵が多いから。本にまつわるミステリーなんか読みたくなるのは、ありきたりすぎるかな。でも、こんな優秀でとっつきやすそうな司書さんのいる図書館はいいなぁ。いつも、地区センターでさっさと借りてしまうから、たまには大きな図書館に行きたくなった。2015/07/06

優希

76
図書館ののどかな日常の話かと思っていたらミステリーだったんですね。毎日ふとした謎が起きていたと思ったら、図書館の隣の土地から白骨死体が出て来るという重い展開になっていくのが驚きです。一応謎は解決していくけれど、全てが明らかになるわけではなく、少しずつ謎が残されていくのが気になりました。でも、最後に秋葉市の歴史と共に真実が明らかになるんですね。色々な児童書が紹介されてたり、図書館の季節が移ろう様子などが印象的な連作短編集でした。2015/03/23

紅はこべ

74
図書館が舞台だが、直接本に関わる話は第一話のみ。通底するテーマは叶わなかった恋かな。これは文子の能勢への淡い思いへの未来を暗示している?作者あとがきで小説の時代が今から10年以上前と知って納得。今の子供なら咲子をえみこと読むと知っても驚かないだろう。武井咲がいるから。『黒馬物語』のタイトルが懐かしくて、読みたくなった。2015/05/24

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