出版社内容情報
かつて一世を風靡した名探偵が、現代のアイドル探偵とともに再起をかける。“老い”という人間の宿命を、2人の名探偵を通じて活写する、第23回鮎川哲也賞受賞作。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takaC
112
なるほど、「名探偵の証明」か。THE DETECTIVE は、実は副題扱いなのかな。名探偵とは斯くあるべきだね。納得。2015/08/10
ダイ@2019.11.2~一時休止
77
鮎川哲也賞ぽくないデビュー作だけど次作に期待。2014/03/09
タックン
69
鮎川哲也賞受賞と題名と表紙に引かれて借りた本だけど往年の名探偵がアイドル探偵と推理の対決を最後まですると思ってたら、途中から名探偵の苦悩になっちゃったから期待外れかなあ・・・。 トリックも自殺とか狂言だしなあ・・・・。2013/11/26
nyanco
64
今年の鮎川賞受賞作。このところ、若い女の子が登場することが多かった最近のミステリーの探偵さん。今回も表紙はそんな感じだったので、そのイメージでいたのですが、メインは女の子の後ろに見えるかつての名探偵。 一世を風靡した名探偵も年を取る、彼のことを知るのはかつてのファンだけ。現代ではアイドル探偵・蜜柑花子が活躍し、彼のことなど誰も見向きもしない。彼自身も年を取り、己の衰えを自覚し…謎解きのミステリーの部分もあるのですが、敢えて「事件」ではなく、「探偵」について描いたという点が評価されたのでしょう。続→ 2013/11/28
そうたそ
46
★★★☆☆ 名探偵を人間的にかつ内面からここまで描いた、というのは珍しい例であるかもしれない。その面白さが本作のミステリとしての弱みをカバーしてるような気がする。かつて活躍した名探偵屋敷も今では老い齢六十歳。現代に活躍する若手女性探偵蜜柑の実力を見せつけられ名探偵を引退する決心をする。この二人の名探偵像は、どことなく過去の本格ミステリにおける名探偵と、現代におけるラノベチックな名探偵像の二つを思わせる。興味深い試みの下に書かれたミステリだとは思うが、残念なのは事件そのものの謎があまりにお粗末だったこと。2014/04/22




