ミステリ・フロンティア<br> 終着駅で待ち合わせ

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ミステリ・フロンティア
終着駅で待ち合わせ

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  • サイズ 46判/ページ数 220p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488020316
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

正反対のぼくたちは、同じ謎の前に立っている。
日常を出発し、思いもよらぬ結末に行き着く全5編を収録。

新人賞2冠を達成!
本格ミステリの新鋭、待望の最新短編集

【雑誌発表時から話題! 収録作「夢落ち」に賛辞】
明晰夢の操作を巡る奇譚の面白さと、信奉者たちのあいだで起きた
殺人事件の二重底三重底の真相がもたらす衝撃。
設定を活かし切った傑作です。
――大山誠一郎氏

なんでこれが? という要素が繋がり、ミステリとして完成度が
高い着地を迎える。今年発表された本格ミステリの短編の中で、
絶対に上位に来る。
――千街晶之氏

仕事のストレスから過食に悩む大野由佳は、かつての同級生に紹介された向井という男性から、明晰夢を操作する方法を学ぶことになった。疑いつつも教えを実践した由佳は、夢の中で思い切り食べることで、食欲を抑えることに成功する。数ヶ月後、向井の教え子たちが集まって勉強会を開催中、滞在先のコテージで殺人事件が発生。その晩に由佳が夢の中で見た本には、犯人の名前が書いてあり…… (「夢落ち」)。
日常を出発し、思いもよらぬ結末に行き着く全五編を収録した、新鋭による独立作品集。

■収録作品
「各停十三駅分の帰り道」
「非運の死」
「天森町は今日も雨」
「夢落ち」
「写真には写らない」


【目次】

内容説明

仕事のストレスから過食に悩む大野由佳は、かつての同級生に紹介された向井という男性から、明晰夢を操作する方法を学ぶことになった。疑いつつも教えを実践した由佳は、夢の中で思い切り食べることで、食欲を抑えることに成功する。数ヶ月後、向井の教え子たちが集まって勉強会を開催中、滞在先のコテージで殺人事件が発生。その晩に由佳が夢の中で見た本には、犯人の名前が書いてあり…(「夢落ち」)。日常を出発し、思いもよらぬ結末に行き着く全五編を収録した、新鋭による独立作品集。

著者等紹介

真門浩平[マモンコウヘイ]
1999年アメリカ生まれ。東京大学大学院修士課程修了。2022年、「ルナティック・レトリーバー」で第19回ミステリーズ!新人賞を受賞。23年、「麻坂家の双子喧嘩」で新人発掘プロジェクト「カッパ・ツー」第三期入選(刊行の際に『バイバイ、サンタクロース 麻坂家の双子探偵』と改題)。大胆なトリックと繊細な心理描写で注目を集める新鋭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

シャコタンブルー

60
今年のこんなに続く秋の長雨は記憶にない。でも本書の「天森町は今日も雨」は6年間も雨が続いている設定なのが壮大で凄すぎる(笑)何気ない言葉や一見普通に見える動作だがそれらを鋭い観察力と洞察力で、その奥にある秘密に辿り着く過程が秀逸。優しさと思いやり溢れた素敵な話だった。「夢落ち」は夢の持つ神秘的な能力をコントーロールすることにより、過去の出来事や未来を予想することで発生する悲喜劇を描いている。二転三転しながら真相に迫っていく展開が面白かった。2026/09/17

さっちゃん

51
急行一駅分だけあえて普通に乗り換えた理由は…「各停十三駅分の帰り道」、兄の事故死を受け入れられない母と妹を説得するには…「非運の死」、6年間も雨が降り続ける町で傘を置き忘れた理由は…「天森町は今日も雨」、夢を操作する勉強会で殺人事件が…「夢落ち」、デート中に彼女が急に帰ろうと言った理由…「写真には写らない」の5編。/日常の謎から殺人まで、どれもハイレベルな独立短編集。熊本地震があり「悲運の死」は特に共感できるし胸に刺さった。マイベストはツイストの効いたラストがニクイ「夢落ち」。夢のコンビニは羨ましいな笑。2026/08/05

aquamarine

46
「ぼくらは回収しない」に続く独立短編集。想像のみで理論的に展開する「各停十三駅分の帰り道」、受け入れられないことからの逃避「非運の死」、天変地異かなにかの話かと思ったら思わぬ着地をした「天森町は今日も雨」とどれもよかったが、題名からは想像できなかった「夢落ち」のインパクトは凄かった。前作でシリーズにできそうと思った一ノ瀬・速水コンビの「写真には写らない」も嬉しい。私はこの雰囲気や作風がとても好きなので今後の作品も楽しみ。2026/10/03

koma-inu

34
真門さん×ミステリフロンティアにハズレなし!の5短編集。日常の謎を中心に、ロジックとそれを支える図解の完成度が高い。少年少女の機敏な心をミステリに持ち込む手腕は、相変わらずお見事。イチオシは「夢落ち」。本作唯一の殺人事件。夢の中で食欲を満たし、予知夢まで可能になった主人公。旅行中に起きた殺人事件の犯人の名前も予知夢で見れてしまったが・・。至る所にヒントが散りばめられている、無駄の無い満点作。犯人指摘後の裏の真実も衝撃的。主人公のその後も感慨深いです。毎度ながら余韻を残してくれます、早く次作も読みたい!2026/08/31

糸巻

30
5篇収録の独立短編集。表題作はないけど、1話目と5話目で同じ駅名が出てくるので世界線が一緒ということかな。なんならA君って…?と想像する。5話目の一ノ瀬&速水のコンビは前作の短編集でも登場したよね。この2人でもっと長い話も読んでみたい。さて本作で特に好みだったのは『夢落ち』。日常系のミステリが続くなか唯一の殺人事件が描かれている。次点は『非運の死』。どちらも若者がメンタルのバランスを崩し危うい方へと進んでしまう。予想外の終着点が良かった。2026/09/01

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