ミステリ・フロンティア<br> 中山民俗学探偵譚

個数:
電子版価格
¥1,980
  • 電子版あり

ミステリ・フロンティア
中山民俗学探偵譚

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2025年06月19日 06時01分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 46判/ページ数 272p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488020262
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

知られざる民俗学者・中山太郎が出合った数々の謎
柳田国男、種田山頭火、宮武外骨、南方熊楠、そして平井太郎
異端の民俗学者が同時代に生きた偉人の
逸話を語る、滋味溢れる連作集

昭和21年、栃木県足利郡にてひっそりと暮らす中山太郎の元を、下野新聞の記者が訪れる。探偵小説執筆の参考に、かつて柳田国男に師事し異端の民俗学者として知られる中山の、同時代を過ごした偉人達との交流について話を聞きたいという。明治、大正から昭和初期にかけて、柳田のほか、種田山頭火、宮武外骨、南方熊楠、そして平井太郎らと過ごした日々は、謎に満ちていた――。話を脱線させつつも、中山太郎は奇妙な出来事の数々をゆるりと語っていく。
『三人書房』で鮮烈なデビューを飾った著者による、滋味溢れる連作ミステリ。

■目次
「オシラサマ」
「外法頭(げほうがしら)」
「百物語」
「秘薬」
「生人形(いきにんぎょう)」
「忘れない熊楠(くまぐす)」

内容説明

昭和二十一年、栃木県足利郡にてひっそりと暮らす中山太郎の元を、下野新聞の記者が訪れる。探偵小説執筆の参考に、かつて柳田国男に師事し異端の民俗学者として知られる中山の、同時代を過ごした偉人達との交流について話を聞きたいという。明治、大正から昭和初期にかけて、柳田のほか、種田山頭火、宮武外骨、南方熊楠、そして平井太郎らと過ごした日々は、謎に満ちていた―。話を脱線させつつも、中山太郎は奇妙な出来事の数々をゆるりと語っていく。『三人書房』で鮮烈なデビューを飾った著者による、滋味溢れる連作ミステリ。

著者等紹介

柳川一[ヤナガワハジメ]
1952年茨城県生まれ。明治学院大学卒業。2021年、若き日の江戸川乱歩が開いた古書店を舞台にした「三人書房」で、第18回ミステリーズ!新人賞を最高齢の69歳で受賞。同作を連作化した『三人書房』で本格的デビュー、話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

133
実在の著名人が不可思議な犯罪を謎解きしたり、意外な事実を発見する物語はコージーミステリのパターンとして定着した。シリーズ探偵が読者の期待に応える活躍を求められるように、この人はどんな推理を披露するかとのワクワク感が重要となる。知られざる民俗学者の中山太郎が経験した柳田国男、宮武外骨、江戸川乱歩に南方熊楠らにまつわる奇怪な物語を語っていく仕掛けは、歴史の裏側にひそむ秘密を描く語り口が実に面白い。ただホラーやミステリのテイストは薄く、事件らしい事件も起こらない。本物の中山回想録とされても納得できそうな薄味だ。2024/12/16

雪紫

55
昭和の偉人集合民俗学ミステリだけど乱歩以外は柳田国男、南方熊楠しかわからん・・・。語り口調はかなり視点が変わるので、え、いつのまにこのひとが?と困惑。解決する謎もあればしないまま終わるのも、情勢ゆえ?馴染みがない人物ばかりなので(誰が架空で誰が実在?)わからないまま終わっちゃったけど、ラストに作者の想いを含めたすべてが詰まってる、そんな話。好みは「外法頭」、「百物語」。2025/03/25

団長

48
図書館で見かけた本。民俗学で探偵なんて大好物ですよ。と言うことで借りてみましたが、うーん…。イマイチ入ってこなかったかな。でも昭和初期の荒廃した雰囲気なんかは味わえたけどね。基本解けた謎もありきたりと言うかなんと言うか。実際そんなもんかもしれんけど、せめて小説ではもっと驚くような展開が欲しかったかな。2025/04/04

rosetta

37
★★★✮☆古本屋をやっていた頃の江戸川乱歩を主人公にした『三人書房』でデビューした作家の二作目。中山太郎という実在の民俗学者に話を聞いた記者が小説に仕立てるという体のストーリー。柳田国男や山頭火、宮武外骨、江戸川乱歩、三遊亭圓朝、そして南方熊楠といった時代の巨人たちが登場。推理と言うよりも怪奇な事件のタネ明かしといった趣き。さすが、七十を過ぎてデビューした作家さん、カバーにあるように「滋味あふれる」短編集。2025/02/13

いなばさくら

20
明治から昭和初期を題材にした、連作短編ミステリ。多分デビュー作の「三人書房」が結構面白かったと記憶していた作家さんの2作目かな?デビュー作と同じようなテイストで、現代が舞台のお話以外は極端にペースが下がるわたしには、読みやすいものではなかったです。構成も語り(昭和初期)と地の文(明治)が科白ばかりで大変分かりにくかったです。デビューしたてとはいえ2025年時点で73歳の作家さん、次作があるか分からんけどもう読まんやろな。2025/04/16

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22154761
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。