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東京創元社・ミステリ・フロンティア
裁くのは僕たちだ

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  • サイズ A5判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488017552
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

ごく普通の勤め人・高尾慎一が裁判員に選任された事件は、現職の美人衆議院議員による夫殺し。動機も明らかで目撃者もいる、実に単純な裁判…のはずだった。だが公判初日の夜に高尾は、無罪の票と引き換えに被告人の事務所に金を要求した、と議員秘書を名乗る美女に糾弾された。身に覚えのない疑いをかけられてからというもの、彼は次々謎のトラブルに巻き込まれる。裏で、誰かが糸を引いているのか―何の目的で?被告人の無罪を確信し、冤罪を防ぐべく動く高尾だが、やがて裁判にまつわるトラブルは、職場や家族にまで影響を及ぼす。裁判員制度に翻弄される一市民の奮闘を描く、ハードボイルド+法廷ミステリ。

著者等紹介

水原秀策[ミズハラシュウサク]
1966年鹿児島県生まれ。早稲田大学法学部卒業。2005年、第三回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した『サウスポー・キラー』(『スロウ・カーヴ』改題)でデビュー。球界を舞台に、魅力的な登場人物を配した正統派エンターテインメントで話題となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ダイ@2019.11.2~一時休止

95
裁判員裁判もの。いろんな怪しい人々が暗躍してますなぁ。読み終わってからプロローグ見直してこれかぁ・・・。2018/03/04

おか

27
我が家の本棚からの本だけど 読んだ覚えが無い^^;裁判員が自分の裁判の真相を追求して行くのだが 導入部の話がどう繋がるのか判らずに読み進み 解決部分で あ〜そうなんだ〜と納得。しかし こうも簡単に制度のルールが破られていくと 「なんだかなぁ」と思ってしまった^^;面白くはあったが もう少し制度を深掘りしながら 解決に導いて欲しかった^_^2016/11/25

nyanco

15
コミカルな表紙と裁判員制度ものに惹かれて読み始めるが、冒頭から胸が悪くなる。拉致され監禁、暴行される少女、彼女への暴力行為…。このプロローグだけで、げんなりして読むのを止めたくなる。考えがなさすぎるのに正義感気取りな慎一の行為に反感以外感じられない。作家は裁判員制度自体に反対なのだろうが、ここまで根底から覆してしまうとどうにも…。嫌悪感ばかり感じてしまいました。 2009/09/09

ゆみねこ

13
ごく普通の勤め人高尾慎一が裁判員に選任された。現職の美人代議士による夫殺し。世間が注目するこの事件の裁判の公判初日の夜に「無罪の票と入れ替えに被告人の事務所に金を要求した」と議員秘書を名乗る女に糾弾される。裁判員たちの別室で行う評議や裁判官とのやりとりなど、見せ場は多いのだけれど、直接関係ないと思える妹や姪とのことや、職場のエピソードなど余計なシーンが多すぎる感が。主人公があまりにも簡単に大金に手を出すとか、人を信用し過ぎたりとか、突っ込みどころがありすぎた。感想は今ひとつ。2011/10/24

たこやき

11
リアリティを感じる部分と、ご都合主義と感じる部分が混在しているような。守秘義務、と言いながらも、関係者が相手の素性を知り…という可能性は否定できないし、また、評議の最中の「ムードが支配」など、「そうかも」と思わせる部分は多い。ただ、登場人物の描かれ方とか、事件のあらましとかはかなり無理を感じる。良い部分と悪い部分のギャップがあるのが勿体ない。2009/09/12

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