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淡色の熱情―結城昌治論

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  • サイズ B6判/ページ数 204,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488015343
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

ミステリ、時代小説、戦争小説など、幅広い作風で一世を風靡した、希代のエンターティナー結城昌治を、彼が生きた昭和という時代とともに読み解く評論集。著者デビュー作。

内容説明

国産ハードボイルドの先駆者であり、数々の作品が映画やドラマの原作として採用されるなど、まさに昭和を代表するエンターテイナーである結城昌治。自らの病と向きあいながら、「人生の哀しみ」「人間とは何か」といったテーマを、ミステリ、時代小説、戦争小説など、幅広いジャンルの中で模索し続けた作家を、十二のテーマに沿って考察していく。創元推理評論賞を受賞した著者のデビュー評論集。

目次

第1章 可笑しくて、切なくて
第2章 倒叙エモーション
第3章 身勝手という罪
第4章 心を抱きしめる男
第5章 コントロールへの抵抗
第6章 屈折のロマンティスト
第7章 闇のなかの焦燥
第8章 戦禍は消えず
第9章 不良でも大丈夫
第10章 何者でもない人々
第11章 普通に、自然に
第12章 偽りなき道徳

著者等紹介

中辻理夫[ナカツジリオ]
文芸評論家。1967年北海道生まれ。法政大学文学部日本文学科卒。2003年、「業と怒りと哀しみと 結城昌治の作品世界」で第十回創元推理評論賞を受賞。文庫解説、雑誌のコラム等の執筆を精力的に行なっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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てまり

0
表紙がきれい。作品の系統分けが細かくて、でもどれも納得できる分類で、結城昌治ってほんとにいろんなことを書いたんだなって気づきました。結城昌治の文章はクールで気障なので、読んでいてあまり気負ったものは感じなかったのですが、こうして評論の形で明らかにしてもらうと、書いたときの心がわかるようでおもしろかったです。2012/09/13

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