シカゴより好きな町

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  • サイズ B6判/ページ数 184p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784488013196
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

銃をぶっぱなすおばあちゃんが帰ってきた!不況のために家を失ったおかげで15歳のメアリ・アリスは田舎の祖母の家にやっかいになるはめに昔のように兄のジョーイと一緒ではない夏休みの一週間だけ、我慢すればすむってわけでもないあんなおばあちゃんといったいどうやって暮らせというの…途方にくれつつ、すこし大人びた少女は豪胆な祖母とどう渡り合うのかそして、転校生との恋のゆくえは?『シカゴよりこわい町』に続くニューベリー賞受賞のハートウォーミングなヤングアダルト小説。

著者等紹介

ペック,リチャード[ペック,リチャード][Peck,Richard]
アメリカ中部、イリノイ州の田舎町の生活を鮮やかに描き出したリチャード・ペックは、同じくイリノイ州ディケーター育ち。児童/ヤングアダルト向けの作品は20以上を数え、さまざまな賞を受賞している。1998年に発表された『シカゴよりこわい町』でニューベリー賞(アメリカで出版された優れた児童書に贈られる賞)の次席(オナー)に選出されたほか、全米図書賞児童書部門の最終候補となって話題を呼んだ。『シカゴより好きな町』でニューベリー賞を受賞、さらなる評判、幅広い読者の獲得に成功している。『シカゴよりこわい町』は日本でも2002年、第49回産経児童出版文化賞“賞”を受賞するなど、好評を博した。厚生労働省社会保障審議会推薦児童福祉文化財

斎藤倫子[サイトウミチコ]
1954年生まれ。国際基督教大学語学科卒
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はる

67
面白かったです。前作でおばあちゃんにすっかり魅了されましたが今作も強烈。一緒に暮らすことになった15歳の孫娘とのユーモア溢れる日々。思春期の女の子とおばあちゃん。女同志ならではの微妙な関係が可笑しかったです。ウィットに富んだ文章、時々しんみりさせる展開も見事。アメリカニューベリー賞、日本でも産経児童出版文化賞受賞。2017/05/21

ぶんこ

53
前作より成長して15歳になったメアリは、長引く不況で父親が解雇され、狭い部屋への転居で居場所が無くなり、祖母の家にやって来ました。豪快すぎるおばあちゃんと、トイレが外にある田舎の暮らしに戸惑いながら、おばあちゃんの根っこにある優しさ、正義感に気付いていきます。トルネードの後に、直ぐに一人暮らしの老人を助けに行く姿に「ヨッシャー」という気分。相変わらずの痛快・爽快おばあちゃんでした。メアリも無事高校を卒業し、景気が回復して職を得た両親の元に戻ります。続いて3巻目を読めるので楽しみです。2017/06/04

洋書好きな読書モンガー

21
読みたい本に1作目の「〜怖い町」を登録していたのに図書館でわざわざ①のラベルが貼ってある2作目から借りてしまった。でも正解だ。この本面白くて可笑しくて涙が出そうだ。1937年不況の中、シカゴからイリノイの田舎町の祖母の家に行く15歳の少女。何度も夏休みを過ごしているらしい(〜怖い町)。YAという事だけど15〜16歳の子供が読んだら真似して悪戯しまくりそうだ(自分もいっぱいしてきた)。悪戯上手なのは男の子だけでは無い、主人公も。町一番の豪傑の祖母は友人や孫に優しい、可笑しさだけで無く感動も、お薦めの1冊だ。2024/12/26

はんみみ

17
タウデル婦人の愛は、熱く固く深い。世のお婆ちゃんの暖かく柔らかく包み込むよう、なんて生煮えの愛では無いのだ。2014/09/06

アカツキ

14
「シカゴよりこわい町」続編。不況のため一人で田舎の祖母の元に身を寄せることになったメアリ・アリス15歳。やっぱり祖母は強かった。自分の庇護下にあるものに手を出す者、正義にそぐわないことをする者に鉄槌を下す。孫娘メアリ・アリスは祖母に影響されて逞しくなりつつ、祖母の老いを感じて一人きりにしたくないと思ったり、転校生に恋したり…。ラストはその過程をもっと詳しく!!と思うけれど、それはまた別の話。ちらっとしか出てこないけれど、前作の語り手である兄ジョーイが立派な青年になった姿が見れて嬉しかった。2020/02/10

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