隷従への道―全体主義と自由 (改版)

個数:

隷従への道―全体主義と自由 (改版)

  • 提携先に2冊在庫がございます。(2024年04月20日 12時02分現在)
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    ※1回のご注文は10冊までとなります
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 322p/高さ 19X13cm
  • 商品コード 9784488013035
  • NDC分類 331.72
  • Cコード C1031

内容説明

社会主義とは、独裁者への隷従に他ならぬことをつとに喝破した名著。

目次

第1章 見捨てられた道
第2章 大きなユートピア
第3章 個人主義と集産主義
第4章 計画化の「不可避性」
第5章 計画化と民主主義
第6章 計画化と法の支配
第7章 経済統制と全体主義
第8章 だれがだれを支配するか
第9章 保障と自由
第10章 なぜ最悪なものが最高の地位を占めるか
第11章 真理の終焉
第12章 ナチズムの社会主義的根源
第13章 われわれの中の全体主義者
第14章 物質的条件と理想目的
第15章 国際秩序の展望

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

69
まず本書が1944年という第2次世界大戦中の書であることを押えておく必要がある。各国は大なり小なり戦争経済にあり、それは統制を伴っていた。計画経済(集産経済)が必然的に人々の自由を奪っていくという議論は首肯できる(現に社会主義はこれによって崩壊したし、毛沢東主義、ポル・ポトの愚行にも行き着く)が、例えば第1次大戦の頃からドイツの社会主義がヒトラーを準備したという議論は、執筆時の制約からスターリンのソ連を表立って批判しにくいとしても、十分に論証されているとは言いがたい。全体に議論がやや雑ぱくな印象。2023/07/24

まると

21
若い頃から実現するなら理想的に違いないと思ってきたのは、民主主義的社会主義だった。しかし、ハイエクはこの著名な本で、再三再四「そんなの無理」と一刀両断にしている。ハイエクにとって社会主義とは、個人より国家を優先すること。だから民主主義は成り立たない。計画経済を採用すれば、必然的に個人の自由は制約され、独裁に陥るのだと説いている。やや理論に強引さも感じるが、統制型の市場経済を採用する現代の中国共産党が、許容範囲を超える経済人・経済行為を見つけるたびに力で封じ込めているのを見ていても、頷ける部分は少なくない。2023/12/13

たばかる

15
初版は1954年、原本は1944年出版。戦時中にナチズムに対してのイギリス専門家の認識が誤っていることを主張したい作者が、共産主義と民主主義に対応する全体主義として位置付けを行った。ドイツを出発点とする社会主義が国内でどのように駆逐されたか、さらにその伝播がいかにして広がったかに着目して、イギリス国内の赤派の軟弱さや、レーニンの解釈を非難する点などが多かったという点で反共の意味合いはだいぶ強かった。2019/05/11

CCC

13
左ー右は偽の論点で、真の問題は全体主義ー自由主義の対立である。と、ずっとそんな話だった感じが。経済学というよりは倫理、社会学っぽかった。数字も全く出てこないし。強いられた善行には道徳的価値がない、といった美学めいた記述も。設計主義に対し、個人の自由を奪うと強く反対している。しかし災害や病気への対応の話等、競争を阻害しないなら……、とトーンダウンするような慎重さもところどころで見られ、それが本書のバランス感覚を保っているようにも思われた。2017/11/24

6ちゃん

6
社会主義はやがて独裁体制を引く全体主義となることを看破した書。中央政府がすべてを計画する社会主義体制では、近代社会の複雑な社会構成や利害関係に耐えうる計画を出すことは不可能に近い。そのため、大衆に理解しやすい単純なスローガンを掲げる極端な政策に陥りやすく、頂点に立つ者も万人を思いやる性質ではなく、その逆になる。計画がすべての社会では、その妨げになる個人の自由は極端に制限され、上から下への命令に服従することが必須となる。 人間社会は理性のみで制御可能とするのは誤り、とすることが、本書の底流にある。2018/05/27

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/644
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。