自閉症スペクトラムの子どもの感覚・運動の問題への対処法

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自閉症スペクトラムの子どもの感覚・運動の問題への対処法

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784487808755
  • NDC分類 378.6
  • Cコード C0037

出版社内容情報

自閉症スペクトラム(ASD)の子にみられる感覚処理障害とそれへの対応,そして,感覚刺激を使った支援介入アプローチを紹介・説明

本書は、自閉症スペクトラム障害(ASD)の児童に対する感覚統合理論に基づく療育や教育、それから感覚刺激を使った対人関係発達のための指導について、前著『自閉症スペクトラムの子どもへの感覚・運動アプローチ入門』の内容を更新し、新たな情報を加えた全面改訂増補版です。

刊行目的の1つは、感覚統合理論や最近の感覚処理障害に関する研究に基づくASDの子どもたちの行動理解と介入方法を紹介し、感覚や身体機能の問題で苦しんでいたり、生活に支障が出ていたりする子どもを支援する手段を紹介することです。
もう1つの目的は、身体への感覚刺激を使ってASDの子どもの対人交流能力を伸ばす指導について、著者の取り組みを元に紹介することです。
ASDの子どもたちがそれらの恩恵を受けられるようになること、そして本書がそのきっかけとなれば嬉しく思います。

はじめに
第1章 感覚処理とは
第2章 自閉症スペクトラム児の感覚調整障害
第3章 自閉症スペクトラム児の感覚識別機能の問題
第4章 自閉症スペクトラム児の運動面の問題
第5章 感覚・運動面のアセスメント
第6章 感覚処理障害のアセスメントから支援計画までの流れ
第7章 感覚プロファイルを用いた評価と支援の提案
第8章 学校版感覚運動アセスメントシートを用いたアセスメントと支援
第9章 感覚識別の問題と姿勢運動・プラクシスの問題に対する感覚統合療法
第10章 感覚調整障害に対する訓練室でのアプローチ
第11章 感覚調整障害のある人の生活支援
第12章 感覚統合療法の効果
第13章 運動習慣を身に着ける
第14章 体性感覚刺激を使ったコミュニケーション指導
第15章 身体への感覚刺激を好子(正の強化子)として用いる
第16章 グループ活動で感覚や運動を育てるための活動
第17章 特別支援教育における感覚処理障害への理解と対応
第18章 学校の中での感覚統合指導
第19章 医療行為における感覚面への配慮 ?歯科治療における配慮?
おわりに

【著者紹介】
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科 保健学専攻 理学・作業療法学講座 准教授、医学博士、作業療法士、感覚統合学会理事、特別支援教育士スーパーバイザーほか、長崎県内外のさまざまな委員を兼任。アスペルガー症候群の息子がおり、長崎県自閉症協会高機能部部長としても活動している。著書『続 自閉っ子、こういう風にできてます!』ニキ・リンコ、藤家寛子(共著)花風社 2008、『続々 自閉っ子、こういう風にできてます!』ニキ・リンコ、藤家寛子(共著)花風社 2009、『自閉症スペクトラムの子どもへの感覚・運動アプローチ入門』東京書籍 2010、『もっと笑顔が見たいから―発達デコボコな子どものための感覚運動アプローチ』花風社 2012

内容説明

本書は、自閉症スペクトラム障害(ASD)の児童に対する感覚統合理論に基づく療育や教育、それから感覚刺激を使った対人関係発達のための指導について、前著『自閉症スペクトラムの子どもへの感覚・運動アプローチ入門』の内容を更新し、新たな情報を加えた全面改訂増補版です。感覚統合理論や最近の感覚処理障害に関する研究に基づくASDの子どもたちの行動理解と介入方法を紹介し、感覚や身体機能の問題で苦しんでいたり、生活に支障が出ていたりする子どもを支援する手段を紹介。そして、身体への感覚刺激を使ってASDの子どもの対人交流能力を伸ばす指導について、著者の取り組みを元に紹介しています。

目次

感覚処理とは
自閉症スペクトラム児の感覚調整障害
自閉症スペクトラム児の感覚識別機能の問題
自閉症スペクトラム児の運動面の問題
感覚・運動面のアセスメント
感覚処理障害のアセスメントから支援計画までの流れ
感覚プロファイルを用いた評価と支援の提案
学校版感覚運動アセスメントシートを用いたアセスメントの支援
感覚識別の問題と姿勢運動・プラクシスの問題に対する感覚統合療法
感覚調整障害に対する訓練室でのアプローチ
感覚調整障害のある人の生活支援
感覚統合療法の効果
運動習慣を身に着ける
体性感覚刺激を使ったコミュニケーション指導
身体への感覚刺激を好子(正の強化子)として用いる
グループ活動で感覚や運動を育てるための活動
特別支援教育における感覚処理障害への理解と対応
学校の中での感覚統合指導
医療行為における感覚面での配慮―歯科治療における配慮

著者等紹介

岩永竜一郎[イワナガリョウイチロウ]
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科保健学専攻理学・作業療法学講座准教授、医学博士、作業療法士、感覚統合学会理事、特別支援教育士スーパーバイザーほか、長崎県内外のさまざまな委員を兼任。アスペルガー症候群の息子がおり、長崎県自閉症協会高機能部部長としても活動している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さおり

61
職場本。必要にかられて、とりあえずさーっと読み。時間ある時、再読しましょう。使えるアイディアもいろいろあったけど、どちらかというと理論の本。2015/09/10

言いたい放題

0
図書館にない2022/05/29

STK

0
作業療法士の筆者が過去の研究、自らの研究、療法の実践に基づいて理論的に解説。主に「感覚統合」の話だが、感覚統合の効果の検証の研究についてもページを割きつつ、ほかの療法と合わせて提供すべきとの立場。ASD児が刺激へ反応が少なく見える時でも、実は感覚過敏で苦しいのに微妙にしか反応していないとか、フリーズしていることもあるとか、納得。タイミングが要求される動きは苦手だけど、運動はするといい、とか実際上の苦労と利益に即している感じがあったかく感じた。2019/08/11

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