内容説明
ギリシャから始まり現在も活躍している人まで108人の略歴と残してくれた言葉をまとめる。
目次
ピタゴラス(紀元前五八二~紀元前四九六)
デモクリトス(紀元前四六〇頃~紀元前三七〇頃)
ヒポクラテス(紀元前四六〇~紀元前三七七)
プラトン(紀元前四二七~紀元前三四七)
アリストテレス(紀元前三八四~紀元前三二二)
エウクレイデス(ユークリッド)(紀元前三六五頃~紀元前二七五頃)
アルキメデス(紀元前二八七~紀元前二一二)
ウィトルウィウス(紀元前八〇頃~紀元前二五)
プトレマイオス(八三頃~一六八頃)
祖沖之(四二九~五〇〇)〔ほか〕
著者等紹介
藤嶋昭[フジシマアキラ]
1942年、東京都生まれ。工学博士。専門は光触媒、機能材料。東京大学大学院博士課程修了。1975年、東京大学工学部講師。1976~77年、テキサス大学オースチン校博士研究員。1978年、東京大学工学部助教授。1986年、同学部教授。1995年、東京大学大学院工学系研究科教授。2003年、神奈川科学技術アカデミー理事長。同年、東京大学名誉教授。2005年、東京大学特別栄誉教授。同年、日本学術会議会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マエダ
41
時代を変えた科学者の名言2019/05/11
Kikuyo
23
本書の目的は、東京理科大の学生に科学技術の歴史を知ってもらうことだそう。似顔絵が楽しく先人たちの言葉はとても力強い。光触媒の研究の藤嶋先生自身の言葉も、同様に重みを感じる。偉業を成し遂げ時代を変える人々には底知れないパワーがあることが伝わってくる本です。「みずから光り輝くロウソクは、どんな宝石よりも美しい」(ファラデー)2019/04/26
壱萬参仟縁
19
物華天宝とは、科学技術の成果は、天に隠されていた宝探しで有効に使う(表紙見返し)。歩くと頭が軽くなる(ヒポクラテス17頁)。散歩して気分転換。生きることは自分の運命を発見(アルキメデス24頁)。よき書物を読むことは、過去のもっともすぐれた人々と会話をかわすようなもの(デカルト42頁)。想像力は万事を左右す(パスカル45頁)。私は学問そのもののために研究する(パスツール87頁)。現実は常に公式からはみ出す(ファーブル89頁)。地域自立のための出力機関として、燃料に再生可能な原料を使う(ディーゼル107頁)。2014/03/07
がくちゃびん
8
書名の通り、歴史に名を残した科学者たちの名言・格言を集めた著書。バーナード嬢とダージリン様の影響を受けて読んでみたが、日常会話のなかでしれっとこういう格言を言える人間になるにはもっと読み込まないとダメなのだろうなぁ。2016/10/07
メモ帳
7
アウトプットよりアウトカムが大事だといい、先人が作ってきたものが100年後の私たちの生活に、今アウトカムとして利用されている。科学者の説明、言葉は気になったがウェブサイトが参考・引用されているのでネットで調べてもいいのかもしれない。途中に入っているエッセイが面白かった。2017/04/14