内容説明
キューバ、キーウエスト、パリ、スペイン、そして故郷・オークパークへ。もうひとりの彼を探して、20年にわたる世界の旅の末に、たどりついたもの。ライオンの夢を見る午睡を求めヘミングウェイを旅する。
目次
1 ライオンを夢見る(キューバ;フロリダ;パリ;北ミシガン;オークパーク)
2 Most Valuable Player
3 コンクリート謝肉祭
著者等紹介
矢作俊彦[ヤハギトシヒコ]
作家/映画監督。1950年、横浜市出身。71年、「ミステリ・マガジン」に短編小説を発表。以後、小説を中心に、ラジオ・TVなどさまざまな分野で独自の境地を切り開く。大友克洋との合作コミック『気分はもう戦争』(81年、双葉社)は現在も版を重ねるミリオンセラーとなり、劇映画監督作品として『神様のピンチヒッター』(90年)、『ギャンブラー』(92年)なども話題を呼んだ。1990年、全共闘世代の今を描いた長編小説『スズキさんの休息と遍歴』(新潮社)が各界から絶大な反響を呼び、98年、6年の歳月をかけて上梓された畢生の代表作ともいえる『あ・じゃ・ぱん』(新潮社・角川書店)を発表。2003年に上梓された長編小説『ららら科学の子』(文芸春秋)は、同年を代表する文学作品として絶賛を得た
安珠[アンジュ]
写真家。東京都出身。ジバンシーにスカウトされ渡仏し国際的トップモデルとして活躍後、88年、写真家に転身。以後、物語のある写真世界を撮り続けている
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