内容説明
手に触れることも、実験することもできず、ただひたすら「見ること」から天文学はスタートした。観察し、類推し、予測し、無限の空間に思いを及ぼす…人類の地平を限りなく拡大しつづけた天文学の歩みを、ガリレオ、ケプラー、ハーシェル、ハッブルなど巨人たちと天体望遠鏡との関わりを中心に概観した、「人と道具の物語」。
目次
1 見ること(新世界;神の目)
2 信じること(数値を測る;奥行きを探る)
3 信じることを越えて(もっと光を;暗黒の謎)
著者等紹介
パネク,リチャード[パネク,リチャード][Panek,Richard]
ニューヨーク在住の科学ライター。「ニューヨーク・タイムズ」「ナチュラル・ヒストリー」「エスクワイア」「アウトサイド」など各誌に天文学・科学記事を寄稿。短編小説でPENの賞を受賞。『ウォータールー・ダイヤモンズ』というアイオワ州の町と野球を綴った小説もある
伊藤和子[イトウカズコ]
1951年、鳥取県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業(日本文学専攻)。創刊時より「ニューズウィーク日本版」の翻訳・編集を担当。現在も同誌や「ナショナル・ジオグラフィック日本版」の翻訳にたずさわる
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