内容説明
影絵劇―それは人間の生きる原点から生まれてきたものだといっていいだろう。なぜなら、人間が生きるうえで、もっとも大切な光と影と人形によってつくられた演劇だからだ。つまり、光は神、影は祖先の霊、人形は人間の愛、そして理想像だった。だからこそ、影絵劇は神秘的で美しく、愛らしく、すばらしいのだ。この美しい影絵劇のすべてを、生の感動そのままに、本としてまとめたのが、この本だ。影絵のタブローを集めた『藤城清治影絵の世界 シルエット・アート 作品とその技法』につづく2冊目の本である。
目次
1 影絵劇―その美の系譜(影絵劇研究の歴史;ジャワ;中国;トルコ;ヨーロッパ;インド;タイ;マレーシア;日本)
2 影絵劇の創造(影絵劇の創作;照明;人形)
3 影絵人形の技法
4 影絵劇
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