内容説明
親友・西の葬儀で弔辞を終えた松は、彼との過去に思いを馳せた。―中学のある時期から、事あるごとに口出ししてくるようになったクラスメイトの西。はじめは冷たくあしらっていたが、あまりのしつこさに不本意ながらも助言を受け入れた先では、いつも未来が開けていると気づき、彼との友情を深めていく。
目次
1 友人の葬儀での弔辞
2 高校受験失敗から補欠募集への回想
3 後頭部直撃の衝撃的な事故の回想
4 生まれ育った立川を離れての回想
5 直前対策から試験当日そして都庁の回想
6 末期癌での闘病生活の回想
7 別れの時の回想
8 君が導いた人生の道標