内容説明
「カマキリの雪予想はまちがいである」とする科学的証拠を提示。様々なきびしい環境に対して昆虫が見せる「耐性」とその制御メカニズムに焦点をあて、昆虫の多様性と昆虫学のおもしろさを伝える。
目次
耐性は進化への道
第1部 寒さに対する適応
第2部 暑さに対する適応
第3部 水環境と乾燥に対する適応
第4部 食物不足に対する適応
第5部 混み合いに対する適応
第6部 微生物に対する適応
第7部 人為的ストレスへの耐性
第8部 渡邊匡彦の主要論文集
第9部 渡邊匡彦の経歴と業績
著者等紹介
田中誠二[タナカセイジ]
1952年生。オレゴン州立大学大学院博士課程修了。Ph.D.(昆虫生理学・生態学)。農業生物資源研究所大わし支部。昆虫研究員。専門は昆虫学、特に昆虫の生活史と多型現象を研究
小滝豊美[コタキトヨミ]
1960年生。東京農工大学大学院農学研究科修士課程修了。農学博士。農業生物資源研究所、主任研究員。専門は昆虫生理学、特にカメムシ類の休眠・生殖に関する生理学
田中一裕[タナカカズヒロ]
1964年生。北海道大学大学院農学研究科博士課程修了。農学博士。宮城学院女子大学一般教育科、教授。専門は動物生理生態学、特に陸生節足動物の季節適応・寒冷適応と昆虫の羽化リズム(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。