内容説明
1980年代から1990年代にかけての日本は、国際経済の着実な発展のためにも自国の利益のためにも、経済協力的行為を強めなければならなくなっている。直接投資と技術移転は日本が今後も益々増大させる分野であるし、日本自身が直接投資を受け入れ、技術を輸入してきた経験も他の発展途上国には有用な事例になろう。
目次
序章 世界の繁栄と自国の繁栄をめざして
第1章 直接投資と技術移転はどのように論じられているか
第2章 経済学からみた論点は何か
第3章 被投資国、技術輸入国の政策課題
第4章 投資国、技術輸出国の政策課題
第5章 東西間の直接投資と技術移転
第6章 日本と直接投資・技術移転受入れ政策
第7章 日本の対外直接投資と技術移転
第8章 太平洋経済協力と直接投資・技術移転
第9章 中国と直接投資・技術移転
終章 国際ルールと日本の選択