出版社内容情報
旬の野菜をたっぷり摂る一皿、使いやすいオイル漬けやペースト、しみじみとおいしいイタリア家庭料理を10年以上トスカーナに暮らした著者が丁寧に教えます。
内容説明
トスカーナに10年以上暮らす著者が贈る、魅力のレシピとおいしさの理由。
目次
イタリア的野菜の食べ方
飾る野菜
食べるハーブ
玉ねぎ、にんじん、セロリ
ペーストいろいろ
トスカーナのズッパ
飽きないパスタ
粉もの料理、新定番
料理上手は鍋一つでできあがり
買えないチーズ
アンナの料理の法則
オリーブオイルが美味しくしてくれる保存食
中世の料理 古いレシピのトスカーナ料理
ふつうなお菓子、やみつきなお菓子
著者等紹介
古澤千恵[フルサワチエ]
神奈川県生まれ。2000年にソムリエで料理人の夫とイタリアへ渡り、トスカーナの田舎で10年暮らす。2010年鎌倉・長谷にエノガストロノミア「OLTREVINO」をオープン。イタリア仕込みの味わいで多くのファンに愛される。メニュー開発や、雑誌のスタイリング、料理教室など幅広く活動中。日本とトスカーナの自宅を行き来し、イタリア・アンティークwebショップ「OVUNQUE」を運営、器などの販売、店舗・住宅のコーディネイトを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
りりす
20
イタリア料理の参考に。シチリアの本を探してたけどなぜかトスカーナに行き着きました。野菜率高し。イタリア独特の未知の食材と、豆とかその他よくわかんないものを、こう、こちょこちょしたトーン暗めのお料理が続々で、しかも全体的に野菜で、「これ美味しいのか」とか「こんなに煮て栄養素は大丈夫か」とか思うけど、作りたくなっちゃうトスカーナ料理。個人的メカウロNo.1は、サラダにオイルをあえてから塩胡椒やビネガーをかけると、油でコーティングされるから水分が出ないということ。それやってたけど何も考えてなかった…!2019/03/26
miyu
20
今のトスカーナの名物料理は豪華というより質実剛健ぽくて彩りもダークなイメージ故に、この本で紹介された料理の写真もそのまんま。まるで飾ったとこがないのでもしかしたら「あんまり旨そうじゃないな。。」と思われるかもしれないがイタリア中部好きな人にはうんうんと頷けるものばかり。シンプルな素材にシンプルな調理法、そしてこれまた「なんですか、この器」と呆れられるくらいの石器(オイ)みたいなお皿。縁が欠けてるのはアンティーク市で見つけた何世紀か前の修道院のものだったりする。毎日を大事にして日々を送る人々がとても素敵だ。2018/06/03
yuma
2
読み返した「とっておきのフィレンツェ、トスカーナ」があまりにも良かったので、こちらを注文。著者の美しい文章、写真を眺める至福の時間。旅人であり住民でもある彼女の目線を通して、まだ訪れたことのないイタリアを夢みる。2017/03/25
Lucy_0828
1
素朴だけど美味しいトスカーナ。よく伝わりました。レシピも決め手となるコツ、みたいな一文が著者の「お伝えしたい!」という思いが伝わってきます。2016/10/05