出版社内容情報
大英博物館全所蔵部門が総力を結集、人類の遺産100点で世界200万年の歩みをたどる前代未聞の展覧会。壮大な世界旅行を十二分に楽しむための公式カタログ。
内容説明
大英博物館、全８部門が総力を結集。人類の遺産１００点で世界２００万年の歩みをたどる展覧会公式カタログ。
目次
第１章 創造の芽生え（２００万年前‐紀元前２５００年）
第２章 都市の誕生（紀元前３０００‐前７００年）
第３章 古代帝国の出現（紀元前７００‐後１００年）
第４章 儀式と信仰（１‐８００年）
第５章 広がる世界（３００‐１１００年）
第６章 技術と芸術の革新（９００‐１５５０年）
第７章 大航海時代と新たな出会い（１５００‐１８００年）
第８章 工業化と大量生産が変えた世界（１８００‐）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
green tea
26
人類が作り上げて来たものの歴史をたどる本です 人類が進化して辿ってきた道のりが視覚的に明らかになると 驚異とか奇跡とか神秘という言葉を超えるぐらい圧倒されます 何となく安心感を感じる手仕事 遠くの国なのに親しみを感じる造形 歴史を変えたシンプルなのに意味のある発明 いつまで見ていてもずっと楽しい一冊 すごいです！2015/04/09
鯖
18
紀元前2500年頃に作られたウルのスタンダードがでっかく載ってて面白かった。戦争を描いた面と王の宴会の様を描いた平和の面からなる箱。アフガニスタンのラピスラズリにペルシャの貝殻を埋め込んだ象嵌のようなつくり。粘土板も確か解読ができてないのが50万枚？見つかってるんだっけ…。マヤの儀式用の石ベルトは40ｋｇを腰にまいたら、腰がやられるのでは…。しかしまあ、ありとあらゆる国からよくぞこんだけ盗…、いや持ってきて、かつきちんと保管してくれてるものだなあと。大英帝国に感謝、…なのか。2020/06/14
ナチュラ
12
上野の東京美術館で開催中の『大英博物館展』【2015年6月28日（日）まで】に展示されている１００点について詳しく解説。 観に行く前に読んでおくと より楽しめる。 実物は以外に小さいものが多いので、大きい写真で見られるのもいい。 2015/05/14
サアベドラ
10
上野の都美術館で開催されていた「100のモノが語る世界の歴史・大英博物館展」の図録。見に行ったときは購入を見送ったが、近くの図書館に入ったので借りてみた。先に出た元のBBCの番組の書籍化（日本語訳は筑摩選書から三巻本で出ている）よりも写真が大きくなっているが、その分解説は短くなっている。展覧会の図録なのであたりまえだが。会場でも思ったことだが、元々のラインナップとかなり変わっている。数えたわけではないけど、2～3割変わっているのでないか。まあウルのスタンダードとルイス島のチェス駒は来てたのでよしとする。2015/08/28
よしひろ
8
人間の文明を知るのに文書や記録も確かに当時を物語る。しかし、実物は文字で語らずとも、何と当時を雄弁に語っていることか。こういう「理解」の仕方もあるのだと、勉強になった。2016/01/05
