脱原発とデモ―そして、民主主義

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  • サイズ B6判/ページ数 187p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784480864192
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

脱原発デモでの文化人の発言と書き下ろしエッセイ。落合恵子、小出裕章、坂本龍一、田中優子、飯田哲也、宮台真司、小熊英二、山本太郎、雨宮処凛等24名。

内容説明

作家、学者を中心に、音楽家、俳優らの、原発のない世界への熱い思い。「さようなら原発集会」や「原発やめろデモ」等での言葉と「脱原発と民主主義」をテーマにした書き下ろしエッセイ。

目次

全部の原発を止めるまで(2011年5月7日)(松本哉)
原発をなくす有効な方法―落選運動と不買運動(5月7日)(宮台真司)
多大な犠牲を必要とする原発(6月11日)(雨宮処凛)
デモジャンキーが見たこの1年半(雨宮処凛)
俺たちが新しいエネルギーだ(6月11日)(山下陽光)
抵抗の発明者の発見(山下陽光)
経済のために生きてるわけじゃない(8月6日)(鶴見済)
デモに行けば無力感がやわらぐ(鶴見済)
原爆が投下された日に…(8月6日)(毛利嘉孝)
民主主義を救い出すこと(毛利嘉孝)〔ほか〕

著者等紹介

瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年生まれ。作家

鎌田慧[カマタサトシ]
1938年生まれ。ルポライター

柄谷行人[カラタニコウジン]
1941年生まれ。思想家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

6
プレカリアート論の雨宮処凛氏。脱原発で俳優業の仕事が減っても筋を通す山本太郎氏。山本さんは勇気があると思う。草の根連帯をつくるのは、市民社会や市民活動の原点であり、NGOやNPO、ボランティアに通底する発想である(54ページ)。人間の安全保障を脅かす原発への廃炉を求める声や行動は、未だに事実を隠そうとする企業に対してCSRを訴え続けるしかないことの裏返し。柄谷行人氏は、原発のストーカー的性質をついたもので、集会の意味をも問うている玉稿(67-68ページ)。飯田哲也氏、鎌田慧氏、小出裕章先生・・・の声、声。2013/02/17

イボンヌ

3
アトミックカフェについての記述があり、そうかあれは1984年だったと確認できました。尾崎豊も出ていましたね。原発は停まるどころか、再び動いています。2016/05/24

_aesop_

3
脱原発デモって、脱原発を理由に騒ぎたいだけのような気がしてなんかイヤだなぁ、それにデモしても意味があるのかなぁと思っていたけれど、選挙権のない未成年でも意思表明出来るとか、原発いらないって思っている人たちがこんなにいるのになんで動かし続けるのって国外からも非難してもらおうとか、少しは意味があるのかなと思いました。その為にもデモがあった事がちゃんと報道されるべきだと思いました。自分だって原発はいらないと思っているけどうるさいなぁなんか胡散臭いなぁ、と冷やかに見てしまうのは違うような気がしてきました。2012/11/17

odorusyounikai

2
2011年4月から2012年9月までに各地のデモにおけるスピーチと寄せられたコメント、対談から構成されている。ちょうど秘密保護法をめぐって、自民党石破幹事長の「デモはテロ」ブログが問題となり、強行採決に反対する国会周辺デモが盛り上がっていた時に読んだ。私たちは「原発は民主主義の対極にある」(鎌田慧氏)と考えているが、全く逆に「脱原発デモは民主主義と相容れない」と考えている人たちがいるということについて、先の戦争をめぐる認識の違いとも相照らしながら、考え込まざるを得なかった。別に引用のメモをまとめておく。2013/12/07

やきとん探偵

2
デモをして社会を変えられるのか?デモをすることによって社会を変えることは確実にできる。なぜならデモをすることによって、日本の社会は、人がデモをする社会に変わるからである。これは国民主権を取り戻すためのデモである。あー、スッキリ。そうなのだ。2011年4月10日に高円寺で巻き起こった、原発はイヤだ!という思いをデモという形で表す動きから、様々な人のデモや集会でのスピーチ、エッセイや対談からなる。原発や政府、原子力ムラに対する考えや、デモや一揆についての歴史的、社会学的考察など幅広い内容だけれど、とてもわかり2013/03/03

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