内容説明
文明〈災害〉からの解放を求め精霊を味方に戦った南米グアリノ族の冒険。モーターボート、コーラ、観光客。―1960年代、突然やってきた〈文明〉に酔いしれて数年の後、彼らは断乎として丸木舟を操る伝統的生活へもどっていった。
目次
1 〓自動車道路〓がやってきた
2 最初のトラック、《トラックのような舟》
3 焼きはらわれた森
4 水草の襲来と《古代人》の大演説
5 カイマン狩り
6 大水・飢饉
7 《古代人》最後の演説
8 ゲリラの通過
9 協同組合発会式てんまつ
10 重大な決定をくだす
11 《崇りの》
12 魚がもどってきた
感想・レビュー
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コロンビア山奥の川のほとりで原始的な生活をしていたグアリノ族。その生活は白人の土地開発により一変する。観光客や通貨、コカ・コーラや麻薬、医者やエンジンといった文明の利器の恩恵にあずかる「近代的な」生活を手に入れるグアリノ族。しかしあるとき彼らはその一切を手放し、再び手漕ぎの丸木舟で漁へ出るようになったのだった。そしてその村は「祟りの村」と呼ばれるようになる…。グアリノ族青年の回想で語られる、村に訪れる変化と混乱、叡智と戦いの冒険譚。非常に面白いのに、絶版なのがとても残念です。2015/02/11
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