出版社内容情報
現代史を裏側から抉る自身の仕事の全貌を語る。
戦後の高度経済成長が進行する表舞台の裏で、一体なにが進行していたのか? 国鉄民営化、三池炭坑大争議、“自動車絶望工場”で労働者に寄り添い、狭山事件で差別と闘い、最近の「さよなら原発」その他の活動でも、一貫して現場に立つ姿勢を崩さないルポライターとして仕事してきた鎌田慧が、自身の半生を初めて語り下ろす!
鎌田 慧[カマタサトシ]
出河 雅彦[イデガワマサヒコ]
内容説明
国鉄民営化、三池炭鉱大争議などの労働問題、成田空港反対闘争や沖縄闘争、狭山事件、財田川事件、袴田事件などの冤罪、葛西善蔵、太宰治、大杉栄らへの関心…原発列島・日本の将来はいかに!?
目次
第9章 労働現場の人権侵害(1)―炭鉱労働者たち
第10章 労働現場の人権侵害(2)―国鉄からJRへ
第11章 労働現場の人権侵害(3)―規制緩和の罪
第12章 悪政と闘う―成田と沖縄
第13章 暗黒裁判を書く
第14章 自由への疾走
第15章 語る 鎌田慧((聞き手)出河雅彦)
著者等紹介
鎌田慧[カマタサトシ]
1938年生まれ。新聞記者、雑誌編集者を経て、フリーのルポライター。労働、開発、教育、原発、沖縄、冤罪など、社会問題全般を取材、執筆。またそれらの運動に深くかかわる。主著に『六ヶ所村の記録』(毎日出版文化賞受賞、岩波現代文庫)など
出河雅彦[イデガワマサヒコ]
1960年生まれ。新聞記者。92年朝日新聞社入社。社会部などで医療、介護問題を担当。2002年~13年編集委員、2013年~16年青森総局長。医療事故や薬害エイズ事件のほか、有料老人ホーム、臨床試験について取材。著書『ルポ 医療事故』(朝日新聞出版)で「科学ジャーナリスト賞2009」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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コギー
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