出版社内容情報
謎に満ちた高貴な存在である猫。「ただ、わたしたちをあがめなさい」とのメッセージに始まる本書は、彼らの内なる声をたくさんの写真とともに収録。『猫語の教科書』続篇。
内容説明
猫たちがいつも思っていること。あの名作『猫語の教科書』に姉妹篇があった!今度は、猫たちの本音の言葉集。「人間たちよ、お聞きなさい。まさか、猫語がわからないの?」
目次
高貴な猫をたたえる歌(あがめよ、猫を!;チョウチョ、だいすき!;いす;まちがい;不幸のフェンス ほか)
子猫のための子守歌(どうしよう;走れよ、子猫;ご招待;人間;こもりうた ほか)
高貴な猫と、高貴とは言えない人間について
著者等紹介
ギャリコ,ポール[ギャリコ,ポール] [Gallico,Paul]
1897年ニューヨーク生まれ。ジャーナリスト・作家・コラムニスト。スポーツライターを経て作家に。小説、子ども向けの読物、新聞や雑誌のコラムなどのほか、映画のシナリオも手がける。1976年没
西川治[ニシカワオサム]
1940年生まれ。写真家・文筆家・画家。早稲田大学中退後、1970年から写真家として活動。80年以降はエッセイ執筆にも活躍の幅を広げる
灰島かり[ハイジマカリ]
翻訳家・白百合女子大学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nico🐬波待ち中
103
『猫語の教科書』の姉妹編。なんと27匹もの猫を飼っていたというギャリコ。それだけでも驚きなのに、ギャリコの語る猫愛は計り知れない。飼い猫の写真それぞれにコメントを載せていて、どれも猫一匹一匹に寄り添い、猫それぞれの性格や気持ちを理解しようとしていることがとてもよく分かるものばかり。そしてどの猫も実に生き生きと自由気儘に生きている…なんて羨ましい。私もギャリコの猫になりたい。あくまでも見返りを求めないギャリコの純粋な猫愛に圧倒されながら、今年の「猫の日」ももうじき終わりを迎えるのであった。2021/02/22
つくよみ
75
★☆ 猫目線での猫詩集。テーマは「高貴な猫をたたえる歌」「子猫のための子守歌」の2つ。文章主体では無いので物語性は期待出来ないが、詩一作につき猫写真が一枚。と言った構成で、写真で和んで詩にくすっと笑う?休みの日にのんびりと、陽だまりのなかで思いつくままにぱらぱらと頁をめくりたいような、そんな作品。巻末に添えられた著者の猫エッセイは、文章を期待する向きにも納得の面白さ。文章と言えば、まえがき、訳者あとがきもなかなか楽しめる。猫好きのための作品だった。2014/01/07
小梅
62
同じポール・ギャリコの「猫語の教科書」の姉妹版であるとの事で読んでみました。教科書の方が面白かったな~でもギャリコが本当に猫好きだったのは伝わりました。2014/03/29
財布にジャック
60
猫、猫、猫のオンパレードで嬉しい限りですが、読み物としてはどうかと思います。猫の写真を見て、猫の語りを聞いて、和む本です。「猫語の教科書」が良かったので期待したのですが、路線が全く違ったので、ちょっと肩透かしかなぁ。でも、猫好きなので猫一色の本は嫌いじゃないです。2014/01/08
ケロリーヌ@ベルばら同盟
48
【猫本を読もう読書会】もっとも優美にして尊い生きもの猫の神秘を、猫のしもべたるギャリコが散文で、その奥深い思索の一端を垣間見させてくれる『猫語のノート』絶妙な翻訳と、モノクロの写真が猫の言葉にぴたりと寄り添って、新米しもべの読者も、猫サマの目と心で世の中を睥睨しているような気分を味わえました。猫好きすぎる自身への自戒めいた長い長い後書きも秀逸です。2019/02/18
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