内容説明
家では虐げられ、女学校では級友に遠巻きにされている初音。それは、異能を誇る西園寺侯爵家のなかで、初音だけが異能を持たない「無能」だからだ。妹と圧倒的な差がある自らの不遇な境遇に、初音は諦めさえ感じていた。そんなある日、藤の門からかくりよを統べる鬼神―高雄が現れて、初音の前に跪いた。「そなたこそ、俺の花嫁」突然求婚されとまどう初音だったが、優しくあまく接してくれる高雄に次第に心惹かれていって…。あやかしの統領と、彼を愛し彼に愛される花嫁の出会いの物語。アルファポリス第6回キャラ文芸大賞大賞・読者賞W受賞!
著者等紹介
木村真理[キムラマリ]
2023年『虐げられた無能の姉は、あやかし統領に溺愛されています』でアルファポリス「第6回キャラ文芸大賞」大賞と読者賞をダブル受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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粋
6
三日間で一冊。濃い三日間をお過ごしのようで。最後まで読んでみて思ったのが、結局主人公の初音は何をしたのかしら!?だった(苦笑)周りが動き回っていただけのような気が…。そして、初音の巨大な力とはなんだったのでしょうか。2024/12/07
桜城誠
2
虐げられた云々……いつもの。ヒロインのウジウジがうっとおしく、ヒーローの溺愛っぷりが甘ったるく胃に重く伸し掛る。初音と大して関わり合いもないのに敵に勇敢に立ち向かっていくサブキャラ達の方が好感が持てる。敵役の華代はとにかく酷い。初音を貶める為に作られたロボットなんじゃないかと思うくらい頭の悪い言動ばかりでノイズでしかない。たった3日の話なのにテンポが悪くて読みづらかった。2024/02/18