ちくま学芸文庫<br> 映画 視線のポリティクス―古典的ハリウッド映画の戦い

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映画 視線のポリティクス―古典的ハリウッド映画の戦い

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480512994
  • NDC分類 778.253
  • Cコード C0174

出版社内容情報

スタジオ・システムという強力な支配形態のもとにおかれた、古典的ハリウッド映画産業。利潤追求を至上命令とする製作会社によって俳優・監督・脚本家他あらゆる関係者が管理されるなか、激動期のアメリカで、いかにして映画は製作されたのか。監督と撮影所の対立、陸軍による検閲、自主検閲的倫理規定ヘイズ・コード、第二次世界大戦のプロパガンダ映画、それに携わった黒人映画作家……。複雑な力学が働く映画の生成過程に、文書資料や関係者インタビューなど一次資料を用いて実証的に迫る。映画学(フィルム・スタディーズ)という研究領域を切り拓いた画期的作品。 解説 板倉史明

内容説明

スタジオ・システムという強力な支配形態のもとにおかれた、古典的ハリウッド映画産業。利潤追求を至上命令とする製作会社によって俳優・監督・脚本家他あらゆる関係者が管理されるなか、激動期のアメリカで、いかにして映画は製作されたのか。監督と撮影所の対立、陸軍による検閲、自主検閲的倫理規定ヘイズ・コード、第二次世界大戦のプロパガンダ映画、それに携わった黒人映画作家…。複雑な力学が働く映画の生成過程に、文書資料や関係者インタビューなど一次資料を用いて実証的に迫る。映画学(フィルム・スタディーズ)という研究領域を切り拓いた画期的作品。

目次

第1章 検閲と生成 スクリューボール・コメディ論(プレストン・スタージェス・コレクション;ジャンルと作家 ほか)
第2章 喜劇映画作家がプロパガンダを撮るとき(キャプラ都へ行く;ハリウッド戦時娯楽映画 ほか)
第3章 雇われた黒人 カールトン・モス・インタビュー(老兵は死なず;プロパガンダを撮る ほか)
第4章 ジャンルとジェンダー(ジャンルの混淆;年少犯罪もの ほか)
補遺 映画製作倫理規定

著者等紹介

加藤幹郎[カトウミキロウ]
1957‐2020年。長崎生まれ。筑波大学比較文化学類卒業、同大学大学院文芸・言語研究科単位取得退学。京都大学名誉教授。日本映画学会初代会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Go Extreme

1
https://claude.ai/public/artifacts/49a7af1e-2c40-49f4-b106-6b2b68f62966 2025/06/16

kumabook

1
1930年代後半から1940年代前半という第二次世界大戦の動乱とヘイズ・コードのただ中で、古典的ハリウッド映画がどのようにスタジオ・システムのもとで制作されてきたのかを論じている。本書は映画批評や映画評論ではなく、膨大な一次資料を基礎とした実証的な映画研究を目指している。前半はヘイズ・コードが実際的に製作過程にどのような影響を与えていたのか、戦意高揚映画はどのように作られたのかを資料をもとに明らかにしていく。後半は「黒人兵」の脚本家カールトン・モスへの貴重なインタビューや、映画と女性に関するものがある。2025/05/29

静かな生活

1
REVIEW SCORES 75/100 ChatGPT: 【達成】 加藤は映画における「視線」の構造を、観客=主体/登場人物=対象という静的二項から解き放ち、権力・性・記憶が交錯する動的な網目として捉え直した。視線が生成する政治性を可視化した点で画期的である。 【限界】 しかしその理論は、分析対象が欧米映画に偏重し、ローカルな視線や非西洋的映像言語の多様性には踏み込まない。視線の政治を語るには、誰の視線か/どこからの視線かという地政学的問いが不在である。 2025/05/22

tkm66

0
・・うーん、あまり面白くはない。歴史的実証は良いんだがなあ。やはり〈構成の問題〉かも。2025/06/04

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