光文社新書<br> ネットで故人の声を聴け―死にゆく人々の本音

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光文社新書
ネットで故人の声を聴け―死にゆく人々の本音

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  • サイズ 新書判/ページ数 432p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334045982
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C0236

出版社内容情報

死を前にした人々が書き綴ったHPやブログを収集し、遺族にも取材。死を前に極限状態に置かれた人間のあり方を知ることができる。

内容説明

いわゆる「闘病ブログ」やそれに類するホームページ、日々を綴ったSNSの残された投稿からは、故人が生前に抱いた死に際しての本音が聞こえてくることがある。一歩踏み入れた先には、ごく近い家族ですら聞けなかった、本音が広がっている可能性もある。絶えずファンが“墓参”し追悼が続いているケースや、放置されずに何代にもわたって運営が継続され、守り続けられているサイトもある。インターネットと「死」をとりまく環境は時代によって大きく変化していく。消えずに残された過去は、生きている私たちの現在と未来をどう方向づけるのか?故人がインターネットに残した足跡とどう向き合うのが正解なのか?空間や時間をこえて届いた鮮烈なメッセージに耳を傾ける。

目次

高校2年で死を受け入れた人の声―ワイルズの闘病記
京大院生が残した剥き出しの思考―ヨシナシゴトの捌け口
安寧を探し求めた先の諦観、そして自殺―気味が悪い、君
大量の吐血の後に吐き出した覚悟のブログ―日本一長い遺書
対談1 故人のサイトに流れる時間と真贋
4代にわたって引き継がれている個人のサイト―轟木敏秀のホームページ
死を覚悟した空手家ベーシストの軌跡―中鉢優香バッチ/Instagram
41歳で余命を知った医師が残した死への記録―肺癌医師のホームページ
オンラインに生きた人間が刻んだ極限の生き様―一撃確殺SS日記
対談2 時代の変化と、故人のサイトを扱う罪悪感〔ほか〕

著者等紹介

古田雄介[フルタユウスケ]
ライター・ジャーナリスト。1977年生まれ。名古屋工業大学卒業後に上京し、建設工事現場監督と葬儀社スタッフを経て、2002年に編集プロダクションに入社し現職へ。07年にフリー記者として独立後、インターネットと人の死の向き合い方を考える取材を重ねるようになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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くさてる

18
いわゆる「闘病ブログ」やそれに類する個人サイト、SNSの投稿から見えてくるもの。ネットと「死」をテーマに、興味本位ではない切り口で今はこの世にいない人々のネットの痕跡を分析し解説した一冊で、興味深く読みました。ネット上でのみ関りがあった人が亡くなる体験は自分にもあり、また自分自身のネットでのささやかな活動についても、色々と考えてしまったり。面白かったです。2022/06/26

kitten

15
図書館本。亡くなった人がネット上に残した闘病記やブログなどから、死にまつわる感情や記録を考察していく。と同時に、ネットというデジタル空間にそういった記録がどれほど残るのか、その是非についても。若くしてがんになり亡くなったケースもあれば、自ら命を絶った場合もある。またここに挙げられているのは有名になったものばかりなので、人知れず同じような記録を残している人は無数にいるのではないか。インターネットは昔、若者の文化だったから、死のことなんて遠い世界だったけど、今はそうではない。ネットに死にゆく人々の声がある。 2023/04/29

色々甚平

8
故人となったブログや個人サイトを紹介している。ネット上ではサイトが消えない限り最後の足跡として鮮明に残っている。病死や自殺など理由は様々だが最後が近づくにつれて息が詰まってくる。今は、ツイッター上で自殺や死に至った人や知人の姿が日々目に入ってくる。本で紹介されているサイトはもう更新されないものも多いが、現在でも、場所を変えてたくさんの死にゆく人々の声が溢れかえってると思うと目を瞑りたくなる。今のままでも生きる兆しが見えるようになることを切に願うしかできない。2023/02/20

espoir

8
非常に興味深い一冊だった。今まででありそうでないこの題材を取り上げられたところにまずは拍手。中でも第一章のワイルズさんと「日本一長い遺書」が印象的。ワイルズさんは知人の家で花火を見た翌日に亡くなったそうだが、今も残されるツイッターを見ると「明日の花火は解熱剤打ってでも行きたい」との呟きがあり、見ることができてよかったという気持ちと、その後亡くなった事実に何とも言えない気持ちになった。2022/07/18

メチコ

7
死そのものだけでなく、死に至るまでの過程や心のうごめきまでもが技術の進歩によりすくいあげることができるようになってしまった。 これは幸なのか不幸なのか。 ネットの海を漂い続けているリアルの声はなかなかに重いね。 死が現実のものとして目の前に現れたとき、はたして自分は何を思いどう動くんだろうなぁ…。2022/11/14

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