ちくま文庫<br> 戌井昭人芥川賞落選小説集

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ちくま文庫
戌井昭人芥川賞落選小説集

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  • サイズ 文庫判/ページ数 464p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480440006
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

5回の芥川賞落選を経験し、もっとも賞に近かった(?)作家による芥川賞落選作5作品をまとめたオリジナル小説集(注:川端康成文学賞受賞作1作を含む!!!)。気が小さいのにテキトー、だけどなぜか惹かれてしまう人物たち、モラルも常識もあんまり通用しない脱力しまくりの独特の世界観が炸裂する──ある意味、画期的で文学的コスパ最強の作品集。

解説 町田康

カバーデザイン 宇都宮三鈴

カバー装画 宮田翔

内容説明

5回の芥川賞落選を経験し、もっとも賞に近かった(?)作家による芥川賞“落選”作5作品をまとめたオリジナル小説集(注:川端康成文学賞受賞作1作を含む!!!)。気が小さいのにテキトー、だけどなぜか惹かれてしまう人物たち、モラルも常識もあんまり通用しない脱力しまくりの独特の世界観が炸裂する―ある意味、画期的で文学的コスパ最強の作品集。

著者等紹介

戌井昭人[イヌイアキト]
1971年、東京都生まれ。ヘンテコなパフォーマンス集団「鉄割アルバトロスケット」を旗揚げして、脚本を担当、自身も出演する。なんだかんだと、いろいろあって、小説を書きはじめ、2009年「まずいスープ」で芥川賞候補になる。その後、「ぴんぞろ」「ひっ」「すっぽん心中」「どろにやいと」と、4回、芥川賞の候補になるがすべて落選。一方で、2014年「すっぽん心中」で川端康成文学賞、16年『のろい男 俳優・亀岡拓次』で野間文芸新人賞。現在も、作家として活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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プル

11
いずれも読んだことのある作品でした。今回は、ご本人のあとがきと、帯のコメントをしている町田さんがお目当てで購入です。戌井さんの作品は、頭の中を空っぽにして読まないとなりません。奇想天外です。R指定もつけておいた方が、いいんじゃないかと思う世界です。少し中毒性のある。戌井ワールドです。2025/01/11

たっきー

8
芥川賞落選作をまとめたもので、敢えて自虐的なタイトルにしている。既読作品多め。久しぶりに読んだが面白い。特に「すっぽん心中」がいい(こちらは川端康成文学賞受賞作)。町田康氏の解説文も面白かった。2025/03/01

SAT(M)

5
これは小説なのか?というのが正直な読後感でした。あるテーマに沿って考察や描写を重ねた物がオーソドックスな小説なのでしょうが、この作者は一所に腰を据えず常にあちこち多動している感じ。エキセントリックだ。どう捉えてよいのか分からない。この戸惑いを収めてくれたのが町田康の解説。確かに作者が仕込んだテーマを読者が絵解きする関係は窮屈なのかも。子供の頃の童話なんかは小難しい事抜きで、純粋に物語の中の出来事を面白がっていたはずだ。この本もそう読めばいい。後に何も残らなくても、面白い読書体験ができたならいいじゃないか。2025/05/31

shimuratakeda

5
わはははは。こいつはおもしろい小説。まずは町田康の解説を読むと楽しさ1.3倍かも。出てくる人間がほんともうふつうにダメでありふつうにまともでもある、THE人間。つまりは適度に常識の枠内にあって、なおかつ適度に放埓というわけですな。これぞパンク。全編とても面白いけど、個人的に古い作品のほうが初期衝動ってやつを感じてビンビンきちゃったことをご報告いたします。以上です、編集長!2025/05/09

ますりん

2
見るからにあざとい&圧が強めの帯付き文庫が出ていて、これは買わざるを得ない。著者の戌井さんはもともといしいしんじさんの日記にちょいちょい登場する方で、ただ小説を書いていたことはつゆ知らず、2年前の三崎いしいしんじ祭の舞台で腹抱えて笑わせてもらった劇団「鉄割アルバトロスケット」の主催者のひと、という認識でした。5作品すべて芥川賞候補作。なんか遠い記憶をくすぐられるような「すっぽん心中」は良い作品だよなー、と思っていたら、川端康成文学賞は取っていたのね。納得。2025/05/04

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