ちくま文庫<br> ハーレムの熱い日々

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ちくま文庫
ハーレムの熱い日々

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  • サイズ 文庫判/ページ数 272p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480439734
  • NDC分類 316.853
  • Cコード C0136

出版社内容情報

黒人差別への抗議が広がる60年代NYCハーレムに暮らし、人間としての誇りや優しさを柔らかな眼差しでとらえた名ルポルタージュ。解説 伊藤詩織

内容説明

黒人差別への抗議が広がった60年代ニューヨーク・ハーレムに暮らし、隣人たちの眼差しを撮り続けたフォトジャーナリスト吉田ルイ子。貧困・麻薬・売春・差別に象徴される街で、ブラックパワーの逞しさにふれ、自らの差別意識と向き合いながらシャッターを切った。女性や子ども、弱き立場の人びとの語らいに耳を澄ませ、人間としての誇りを取り戻すことに目覚めた黒い肌の輝きを、カメラとペンでヴィヴィッドに捉えてゆく。

目次

ハーレムとの出会いは偶然だった
ピクチュアウーマン誕生
ハーレム百二十五丁目のヒーローたち
私は差別の複雑さの中にいた
ハーレムに何かが起こりはじめた
誰がハーレムを“怖い”と言ったのか?
黒い輝きはまぶしかった
黒にめざめる黒人たち
貧困のポケットの中に何が入っている?
ハーレムは私を育ててくれた
日本に帰って

著者等紹介

吉田ルイ子[ヨシダルイコ]
1934年北海道室蘭市生まれ。慶応義塾大学法学部卒。NHK国際局、朝日放送アナウンサー勤務の後、1961年フルブライト交換留学生として渡米。オハイオ州立大学とコロンビア大学で学び、フォトジャーナリズム専攻で1964年コロンビア大学より修士号を取得する。そのままニューヨークに滞在し、ハーレムに住んで写真を撮りはじめる。1968年ハーレムの子どもを撮った写真で公共広告賞を受賞。帰国後は北米、中米、東南アジア、中東、アフリカと世界を駆けめぐり、人々の生活、感情に思いを寄せた視点で、写真を撮りつづけた。2024年5月31日、89歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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阿部義彦

19
私の一番好きな出版社筑摩書房の文庫、8月の出たばかりの新刊です。この本は昔から良く名前だけは知っていて、凄く気になっていた本です。今年の5月に著者は亡くなりました。ご冥福をお祈りします。元は講談社で出ていたもので、筑摩は二次文庫にしても、選ぶセンスが本当に良いです。ひょんな事からニューヨークに滞在し、フォトジャーナリストとして身を立てた著者の処女作。黒人の暮らすゲットーに夫と暮らす事になった怖いもの知らずの文字どうり熱い日々。表紙の写真一枚が全てを語っていると思います。カメラとペンの力。2024/08/17

順子

3
昨年5月に亡くなったフォトジャーナリスト吉田ルイ子氏の手記と写真たくさん。1960年代のハーレムを内側から日本人女性が発信している。驚異的試みに感じられただろうが日々の暮らしは楽しそうで住人は親切で子供たちは可愛い。時代は徐々に変わってきているが、未だ差別は無くならない。2025/01/18

たけこけた

2
横田増生さんが引用されていたので読む。 アメリカのジャーナリズムでは、英語ネイティブには勝てない、解説の伊藤詩織さんも言及されている。 伊藤さんの解説はもひとつかな。2024/09/29

せしる

1
8月に復刊されると聞き待っていた1冊。吉田ルイ子さんは初めて知りましたが、60年代留学生としてハーレムに住み、そこから紆余曲折写真家になった方。 黒人女性のヌードの美しさ!!現代では黒人モデルは珍しくなくなったが、当時から黒人の方がスタイルが良いと見抜いていた審美眼。NYの空気感や、熱気が現代にも伝わる、古びない文章。保存版。最後の方、好景気にわく日本人を東南アジアをくいつくすエコノミックアニマルと称した一文。日本がくいつくされる時が来たかも知れない。2024/08/31

よーさか

0
ほろ苦いけど甘い、心が染みる本。 涙が出る。2025/05/03

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