内容説明
知る人ぞ知る実力派銘菓から、定番土産の驚くべき秘話まで―。日本全国に無数に存在する銘菓のなかから、「死ぬまでに食べたい逸品」や「唯一無二のユニーク秀菓」など、八つの見地で一〇〇種を厳選。銘菓がもっとおいしくなる雑学を添え、エッセイ形式で紹介する。全国をくまなく歩き続けた旅行作家による、四〇年に及ぶ取材の集大成が一冊に!旅行・出張に必携のオールカラー。
目次
第1章 死ぬまでに食べたい絶品銘菓15
第2章 原点を伝える逸品銘菓20(上)―饅頭・羊羹・最中・煎餅・どらやき
第3章 原点を伝える逸品銘菓20(下)―きんつば・村雨・落雁・飴・餅
第4章 迷わず選びたい出張土産10
第5章 歴史・風土が生きる伝統銘菓15
第6章 知る人ぞ知る実力派銘菓10
第7章 和洋折衷が楽しい新感覚銘菓10
第8章 唯一無二のユニーク銘菓10
第9章 本当は教えたくない我が偏愛銘菓10
著者等紹介
中尾隆之[ナカオタカユキ]
1942年、北海道生まれ。旅行作家、土産銘菓研究家。早稲田大学卒業後、高校教師、出版社勤務を経て独立。日本ペンクラブ会員、日本旅のペンクラブ代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ 🍀安寧祈願🍀
138
故郷近くの知らなかった銘菓が紹介されていた。どんな土地にも、名所や名産、名物がある。全国に何十万とあるであろう銘菓の中から百品。絶品・逸品・土産・伝統・実力・新感覚・唯一無二。項目ごとに日保ちのする土産にふさわしい銘菓を選出。八雲小倉、梅花むらさめ、若草、関の戸、開運老松、鶏卵素麺、一〇香、陸乃宝珠、三方六、丸房露、御目出糖。すべてを食してみたくなる。出会いや別れの季節に、旅先でふと家族や友人の顔を思い浮かべ、この美味しさと美しさのお裾分けしたい。四十年以上にも及ぶ銘菓取材の集大成がこの本に詰まっている。2021/03/29
♡ぷらだ♡お休み中😌🌃💤
59
40年にわたり、取り寄せではなく、実際に店まで行き、銘菓を食べ比べ、しかも取材とは名乗らずに買い求めている著者の姿勢にひかれて手にとった1冊。本書は、死ぬまでに食べたい銘菓を始め、出張土産や伝統銘菓など100品を厳選。コロナ禍でどこへもいけないので、銘菓で全国各地を旅している気分に。阿闍梨餅に八ツ橋、長寿芋、百楽、一六タルト、赤福、栗きんとん、マルセイバターサンドなど今まで味わったことのある銘菓も紹介されていてうれしい。デパートの全国銘菓コーナーや物産展をのぞいてみたい。2021/04/24
シフォン
40
旅行に行くと、自分用、友達へのお土産用、会社の同僚へのお土産用と鉄板か変化球かと迷いながら銘菓を購入する。この本では、主に和菓子をが紹介されていて、歴史や風土の伝統があるもの、知る人ぞ知る実力派のものが選ばれている。好みの銘菓もかなり掲載されていて、出張土産はそうそう、これこれと思ってしまった(東京ばな奈は食べたことがないのだけど)。死ぬまでに食べたいで紹介されたものは気になるものが多く、「小城の朔羊羹」「葛ふくさ」「栗甘美」はぜひ食べてみたい。ユニーク銘菓や偏愛銘菓も楽しめた。早く旅行に行きたい。2021/07/09
まーくん
35
オールカラーで美味しそう。「迷わず選びたい出張土産10」は大体食べた。「死ぬまでに食べたい絶品銘菓15」はほとんど食べたことがない。うむ、時間がない。大変だ。本書、駅前某そごうデパート9階の○○堂書店で購入したが、ここは、じっくり見るだけにして、地階食品売場、諸国銘菓コーナーで××饅頭か△△最中でも買えば良かったと激しく反省。2018/08/12
しーふぉ
26
食べたことあるもの。白い恋人、六花亭のバターサンド、萩の月、ままどおる、ハラダのラスク、10万石まんじゅう、東京ばな奈、鳩サブレ、うなぎパイ、ゆかり、赤福、聖護院八つ橋、もみじまんじゅう、博多通りもん、福砂屋のカステラ、紅いもタルト。16種類。ハズレがない。銘菓好きだと判明。2022/05/03