ちくま文庫<br> 江分利満氏の優雅な生活

個数:

ちくま文庫
江分利満氏の優雅な生活

  • ウェブストアに3冊在庫がございます。(2025年06月23日 10時16分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 252p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480426567
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

内容は後日登録

内容説明

描かれているのは、昭和の年号とともに生きてきたサラリーマンのごく普通の日常に過ぎない。しかし、エッセイとも日記とも思えるスタイルと軽妙洒脱な文章を通して、それが大変な出来事の積み重ねであることが分かってくる。卓抜な人物描写と世態風俗の鋭い観察によって、昭和一桁世代の哀歓と悲喜劇を鮮やかに描き、高度経済成長期前後の一時代をくっきりと刻む。

著者等紹介

山口瞳[ヤマグチヒトミ]
1926‐95年。東京生まれ。麻布中学から第一早稲田高等学院に入学するが自然退学。戦後、働きながら國學院大學を卒業する。1958年、サントリーに入社し、「洋酒天国」の編集者として活躍する。62年『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞、79年『血族』で菊池寛賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

166
第48回(1962年)直木賞。 昭和30年代の東京の風景が 闊達に 描写された作品である。 東西電機に働く 江分利一家の行動が 微笑ましい。平凡な ありふれた日々が 出来事が 新鮮に 今に伝わる。 私小説風の 心落ち着く、作品だった。2018/08/22

kaizen@名古屋de朝活読書会

140
直木賞】給与生活者のようで、没落事業家の師弟のようで、病弱家族のようで、平凡な, every man。戦争による景気の乱高下の波にのまれた父。高度経済成長の立ち上がり時期の、ステレオはじめ電化製品を広告する満。職業の位置づけが憎い。著者は、一見、斜に構えているようで、人間の本質的なおもしろさを書こうとしているのかもしれない。会社の寮にありがちな軋轢も。2014/08/20

nemuro

47
久々の“列車旅&書店巡り”に持参するも車窓の景色と睡魔に誘われ読了ならず。帰宅後、翌日の読了。2011年2月「リーブルなにわ」(その後、閉店。現在は「文教堂書店札幌大通駅店」)での購入。『婦人画報』(1961年10月号~翌年2月号)に連載。「連載を終え、単行本化の準備をはじめていたその年の暮、直木賞の受賞が決定。ときに山口瞳37歳。まだ1冊の著書もなかった」らしい。妙に聞き覚えのあるタイトルと思ったら、1975年3月~NHKでドラマ化(出演:杉浦直樹、樫山文枝/脚本:山田太一/語り:小沢正一)。なるほど。2024/10/04

かえで

33
藤沢周平曰く「直木賞受賞作では一番の異色作」。小説?エッセイ?随筆?そのどれでもない。作者がモデルの小市民、江分利満(=Every Man。普通の人ということ)の日常、生活が徹底して描かれている。父親の事業の失敗、家族の病気、戦中派の戦争への嫌悪…三島由紀夫が「あれはいいね、ジーンとした」と絶賛したのも頷ける。「才能がある人間が生きるのは何でもないんだよ。宮本武蔵なんて、ちっとも偉くないよ、アイツは強かったんだから。本当に偉いのは一生懸命生きている奴だよ、江分利みたいな奴だよ」という所が本当に素晴らしい。2015/04/05

空猫

27
【第48回直木賞】再読だった。自伝的エッセイのような作品。もはや戦後ではないと言われた時代。昭和元号と同い年の一介のサラリーマンが主人公。この時代の庶民の生活を知るには良い本である。その家族との日常を描きつつ、日本の文化が廃れつつあるのを憂いた何とも奥深い作品でした。2024/04/07

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/536381
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品