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ちくま文庫
水滸伝〈4〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 461p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480421142
  • NDC分類 923.5
  • Cコード C0197

内容説明

晁蓋・宋江を中心にして梁山泊に続々と集まる好漢たち。彼らはいずれも各地で何らかの罪を得つつもこの世に義の旗を掲げんと志している。しかし、奸臣多き朝廷は彼らを制圧せんと名将呼延灼指揮する討伐軍を送る。各地で官軍と梁山泊軍の激戦が続く。

目次

錦豹子 小径に戴宗と逢い、病関索 長街に石秀と遇う
楊雄 酔って潘巧雲を罵り、石秀 智もて裴如海を殺す
病関索 大いに翠屏山を鬧がし、〓(へん)命三 火もて祝家店を焼く
撲天〓(ちょう) 双たび生死の書を修め、宋公明 一たび祝家荘を打つ
一丈青 単して王矮虎を捉え、宋公明 両たび祝家荘を打つ
解珍解宝 双んで獄を越れ、孫立孫新 大いに牢を劫かす
呉学究 双たび連環の計を掌り、宋公明 三たび祝家荘を打つ
挿翅虎 枷もて白秀英を打ち、美髯公 誤って小衙内を失う
李逵 殷天錫を打ち死し、柴進 高唐州に失陥す
戴宗 智もて公孫勝を取り、李逵 斧もて羅真人を劈る〔ほか〕

著者等紹介

駒田信二[コマダシンジ]
1914‐1994年。三重県生まれ。作家、文芸評論家、中国文学者。長年、早稲田大学客員教授を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

NAO

65
再読。この巻で、梁山泊の豪傑たちの殺戮は「下界の衆生の罪業がひどすぎるので天上界の天殺星を下して殺戮を行わせている」と正当化されている。戦いの方は、これまでの個々の殺し合いから、ついに梁山泊対祝家荘、梁山泊対官軍といった集団戦となっていく。戦術も、妖術、火砲と派手だ。さらには、表紙にも描かれている通り、108人の豪傑の中の3人の女傑がこの巻で梁山泊に集結。表紙絵はしとやかだが、三人ともなかなかの女丈夫だ。2019/10/13

クリイロエビチャ

1
水滸伝。仲間集めて梁山泊連れてきて「おや、あなたはあの時の!」「お名前はとうから存じておりましたが」の繰り返し。解説でも触れていたが、仲間に引き入れるため幼児の頭を叩き割ったり家族を誘拐したり、やりたい放題。まったく不愉快どころか虫唾が走る。後半、また宋江の勇み足で梁山泊が若干の窮地に。迷惑かけてばかりの宋江が、どうしてNo.2の地位にいられるのか、理解に苦しむ。李逵と一緒にいなくなってほしいのだが。いい加減止せばいいと自分でも思うけど、4巻まで進んだのだから、最後まで読むしかない。ただの意地だ。2014/07/23

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